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ホストの話術について考察してみた
以下の記事で、初めてホストクラブに行った体験談を書いた。今回は、彼らホストが人を沼らせる一つの原因、話術について考察してみようと思う。
https://note.com/modern_oxalis929/n/n37ce7aab618e
接客してくれたお兄さんがどんな風に話しているか観察してみる。
・会話を途切れさせないこと
・かつ会話の流れが自然であること
・自分の話題に相手が反応したら、聞き手側になることで相手に話をさせること
これらを重視していそうだ。
ホストのする話の一つ一つが面白い、話術が巧みだ、というよりは
客に気持ちよく話をさせることが上手いように思う。
ここに、会話のうまさの理由はありそうだ。
自分でも取り入れてみたいと思ったのは、提供する話題の選択。
共感を得られるような個人的なエピソードが多いように思った。
「確かにそういうことあるよね」「そういえば私も」というふうに、客がしゃべるきっかけになりやすい。
また、個人的なエピソードを聞くとその人の自己開示を受けているような気がするからか、こちらもある程度自己開示しやすくなるのではないだろうか。
初対面の人とも距離を縮めやすそうだ。
一度自己開示して、それが受け入れられれば相手を「話を聞いてくれる人」と認識するだろうし、より個人的な話をすることにつながるのではないか。
このように会話をうまく利用することでホストは客を惹きつけるのだろう。
客が他のコミュニティで疎外感を味わっていたら丁寧に話を聞くことで
「私を理解してくれるのはこの人しかいない」と思わせる。
さらにホストが巧妙に自己開示や要求をすることで、
「この人には私しかいない」と誤認させやすくなるのではないだろうか。
自分に依存させ、共依存であるかのような錯覚を持たせれば、客は店に来ることでホストを喜ばせようとするだろう。
すべてのホストがこのような考えで接客しているかはわからないし確かめようがないが、少なくともホストの話術に学ぶところはあると思う。
もっと人の心理を学んでみたいと思わせてくれた。
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