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心が苦しいね

時系列には書いていけそうもないので
思い出せた出来事を書いて行こうと思います。

総合病院の小児科に通院し始めて
しばらくはさまざまな検査をしてもらいました。

主治医の先生はいろんな角度から
不調の原因を診ようとしてくれて
少しでも可能性のある体の疾患を
一つ一つ調べていき検査が終わりました。

「少しでも可能性のある疾患の
検査をいくつかしてみましたが
少し貧血がある以外に悪いところは
特に見当たりませんでした」

私はその結果を聞いても
やっぱり、そうなんだな…と受け入れましたが
娘にとって
その言葉はあまりに辛くショックだったようで

話をする先生を前に
静かに倒れこんでしまいました。

先生は慌てる様子も驚く様子もなく
娘が椅子から落ちないように
両肩を支え、娘の頭を自分の胸で止めて

包み込むように受け止めながら
優しく声かけしてくれました。

「心が苦しいね…」

その手は
肩を支えながらも小さく
優しくトントンしてくれていました。

想定出来た結果を受け入れてる私には
考えさせられる光景でした。

私が思っている以上に
娘は自分の病気を探している。

病気がわかれば治し方がわかる。
だから病名を知りたい。

もちろん私も同じ思いで
毎日、たくさん調べていましたが
なんだか違う気がしました。

自分が想像するより
もっと繊細で もっと苦しんでいる。

同じ思いでいると思うには
まだ追いつけていない
もちろん、同じ体験をしないと
追いつくことは無いんだろうけれど…


そして主治医からこう告げられました

「この不調に
病名をつけるとすれば
適応障害による身体表現性障害
…というのが一番近いのかもしれません」

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