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病名は適応障害

娘についた病名は
パニック障害ではなく
適応障害による身体表現性障害

正直、全くピンと来なくて

何も変わらないということを
改めて思い知らされた気持ちでしか
ありませんでした。

意識を取り戻し
落ち着いた娘に先生が
丁寧に病名や治療の話をしてくれました。

その頃
当てはまる症状から病名を検索しては
死ぬ病気かもしれないと
本気で泣いていた娘にとって
先生から聞く病名は
私とは真反対の受け取り方だったようです。

「お母さん!私、適応障害だったんや」
受診帰り、どことなく晴れやかな娘に
自分との温度差や違和感を感じました。

だったら、なんなんだ…
正直、私は心の中でそう呟き
何も変わらない現実と一人戦っていました。

自分の病気を受け入れて
出来る方法で前を向いて歩くことは
どんな病名がついても
してほしいと思っていたけど

病気に落ち着いてしまう
甘えてしまうことは
絶対にしてほしくありませんでした。

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我が子だから線引きが難しい場面が
たくさんあったような気がします。
我が子でなければ
もっと優しく考えられたかもしれません。

この子が幼い頃から
私はどこか強い子になってほしいと
その想いが強かったために

毎日大変な状況の中でも
私は病気だから…と弱さに逃げてほしくなくて
病名がついて安心したような娘が心配でした。

私は信頼する主治医がつけた
その病名すら
きちんと受け取れず
足並みが揃わなくなった感覚のまま
病名を、不調の正体を探し続けました。

 

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