見出し画像

064_幸せをかみしめた日@シェムリアップ カンボジア(286日目)

សួស្ដី”スオスダイ”(こんにちは)
សុខសប្បាយ​ទេ?“ソクサバイティ”(元気ですか?)

今週もはじまりましたね!

さて,昨日,今日のできごとを記録に残したい(ニヤニヤ)と思います。

昨日学校でいつも親切なP先生(ご主人)が
「来月2泊3日でシハヌーク(Sihanoukville,TOP画像など)に行くんだよ」
と教えてくれました。

配属先には,修学旅行はないと聞いていました。
でも首都プノンペンの大学にはシェムリアップにくる修学旅行があり,その際うちの校庭に即席のレストランができ,2000人ぐらい(らしい)が食事するのです。

夜の写真ですみません

それを見ているうちの学生はもちろん
「自分たちも旅行に行きたい」
と思っているようですが(首相の息子に訴えていた),実際はありません。

そう聞いていたのに,旅行に行くことが決まったらしいのです。
どうやら政府から一部助成金がでて先生,学生,その家族も一緒に皆で修学旅行に行くらしいのです。

親切なP先生は
4人部屋だと$20で助成金があるんだけど,それより少ない人数で宿泊するなら自費で補填する必要がある,
と教えてくれました。

何の話をされているのか最初はよく理解できなかったのですが,わざわざ紙に書いて教えてくれました…そこまでして説明してくれるってことは…

「えっ私もいけるの!?」

と聞くと,

「行けるよ~」
とさらに参加に必要な費用のこと等を教えてくれました。

嬉しい!!!


いつでも
「私も一緒にやりたい!一緒に行きたい!」
とアピールしておいて良かった~!と思いました。

配属先は今まで様々な(学校外の)セレモニーなどに出席していたのですが,私には声がかかったことがありません。

 FacebookやTelegramにUPされる写真を見て,
いいなぁ~
こんなことに参加してたんだ~
と思っていました。

なので,修学旅行に誘ってもらえてとても嬉しかったです。


でも,ここで不安がよぎります。
JICAのルールってどうなってたっけ?

JICAにはボランティアの安全を守るために細かなルールがたくさんあります。

しかも,参加申し込みの締め切りは「明日(今日)」とのことで,色々確認するにはちょっと時間が足りません…

ということで,JICAの安全管理担当の方に電話をかけて確認することにしました。

その結果
配属先の方たちとの旅行自体に問題はないけど,
発着の時間や行き先,宿泊先が分からないと許可はおりない…
とのことでした。

そりゃそうだ!

と思い,職場のみんなに聞いてみましたが,
詳細は知らないとのこと…

そりゃそうだ!(2回目)
ここはカンボジア
でも,旅行の詳細が分からないのに希望調査があるってすごい 笑

そこへ校長が通り
「ネアックルーも行くの?」
と聞いてくれたので,
「JICAの許可が必要だけど,
行程の詳細が分からないから許可をもらえない…」
と伝えました。

するとすぐに校長が行程表をTelegramに送ってくれました。
まだ担当の先生以外,知らない情報です。
有難いです。

でもクメール語で書かれているので解読に時間がかかるため自分でしっかり確認する前にJICAに送りました。

その結果…

「この資料を見ると帰宅時間が夜の10時,もしくは11時になってしまう。
これは許可が出ない。」

とのことでした。

ボランティアは遠出するときなど
通常は5:30以降の出発で,19:00までに到着する必要があるのです。

そりゃそうだ!(3回目)

皆と一緒に旅行に行ってみたかったけど,これはさすがに許可出ないし,
先生達に誘ってもらえただけで嬉しかった!

「首都でさらに1泊し,日中シェムリアップに戻るようにすれば,許可が出ますよ」

との助言もいただきました。

自席に戻ると先生たちが
「どうだった?どうだった??」
と聞いてくれました。

「帰宅時間が遅すぎて,許可が出なかったよー。
通常は…
7時までに戻る必要があって…
もう一泊すれば許可出るらしい。
でも翌日(19日)は通常授業だよね?」

と答えると,先生たちが
「通常授業か分からないけど,もう1泊すればいいよ」
と言ってくれました。

でも,通常授業だとすると理科が朝からあります。
私は,授業見学を必須の活動にしていて,
授業するわけでもないけど休んだことはありません。
授業より旅行を優先するのは私の選択肢にありません。

いつも親切なK先生が,
「通常授業かどうか校長に聞いてみるね!」
と言ってくれました。

いろんな先生に会う度に
「ナコもいけるの?」
と聞いてくれます。
そのたびに同じことを答えました。

最初に誘ってくれたP先生にも同じことを伝えました。
すると,行政から出ている振替休日予定を調べてくれました。
でも,翌日は今のところ休みの指示は出ていないそうです。
(旅行は金~日曜)

そして校長がくれた行程表を見ながら,
どこに行くのか一つずつ一緒に検索して調べてくれました。
行きたい欲が出てきます。

他の先生も
「校長からJICAに連絡してもらったらいいんじゃない?だってみんなで一緒にバスで行くんだよ?」
とか
「シェムリアップ州に19時までに戻ればいいの?それなら大丈夫だよ!
学校につくのは21時過ぎるけど(笑)」
とか
「締め切りは明日だけど,ナコ一人分なら遅くなっても大丈夫だよ,私が頼んであげる」

と色々アイディアを出してくれました。

最初は誘われただけで嬉しくて,行けなくて残念だけどまぁいっか!

と思っていたのに,先生たちの方が参加できるようにいろいろ考えてくれるのが嬉しくて,私も行くための方法を考えようと思いました。

選択肢は
➀ シハヌークの2泊をみんなと一緒に過ごし,3日目に首都についた時点で   私は先にシェムリアップに戻る(みんなは首都観光がある)
➁ みんなと全行程を一緒に過ごし,一人首都に宿泊し翌日戻る
   この場合,翌日の授業を休むことになる

また,
➂ カンボジア人の先生たちと相部屋で寝る(実費なし,でも年長者1,2の先生と)
➃ 一人部屋にしてもらう(宿泊費はほぼ実費)

昨日の時点ではまだ良く分からないことが多々あったので,
どのパタンが良いかな~と考えていました。

皆さんならどうしますか?

➀と➃が濃厚かなぁ
実際は私が授業に1日参加できなくても多分何も問題ないんですよね。
でもやっぱり自分が休みたくない。

とりあえず校長に旅行の翌日(19日)通常授業かどうか聞いてから決定しようと思いました。


そして今朝いつも親切なK先生から連絡が来ました。

「校長がナコに会いたがっているけど今日時間ある?」

えっ何だろう?
通常授業の有無についての返答?
それともやっぱりボランティアは連れていけない!?
校長から直接の連絡って何だろう…

自席に戻ると連絡をくれた先生はまだ出勤していませんでした。
幼児がいるので確かに普段この時間はまだ出勤していません。

私一人で話を理解できるかな?

と思いながら校長室に行きました。

校長も
「JICAは何て言ってるの?」
という感じで聞いてくれました。

「一番のネックは戻り時間で,
今2つの案を考えています。
1つ目が…」

と伝えると,
新しい行程表を見せてくれました。


「今は少し前倒しにして早く帰れる案を作っているんだ。
この行程なら許可出そうかな?」

え”!?
私のために前倒し案を作ってくれたってこと?
というか,この雰囲気 他の先生達との昨日のやり取りを知っている感じ…

先生の誰かが校長先生に伝えてくれたのだろうか?

これなら大丈夫かもー!

と校長に伝えると
「これだったら,みんなと一緒に帰ってこれる?
大丈夫そう?
それならこれを写真に撮ってJICAに送りなさい」
と言ってくれました。

私が行きたいと思っている以上に
先生達が行けるように検討してくれたことがとても嬉しかったです。

もちろん,先生たちの子ども(幼児)も参加するので,早い時間に帰宅できることはみんなにとっていいことだと思います。
でも,校長先生自ら直接私に確認してくれたことがとても嬉しかったです。

誘ってくれたP先生に,
JICAも多分OK出そう!早く戻ってこれるように変更してくれたみたい!

と伝えると,
行政に出す書類に
「JICAのボランティアも参加」と記載してあるよ!
と見せてくれました。

今日の授業の時に学生達も
「ネアックルーも行く~?」
と声かけてくれました
(まだ行程変更を知る前だったので昨日と同じ話をしました)。

温かい職場で活動できて幸せだなぁ~と噛み締めた2日間でした。
(先週の日記のテンションと真逆です 笑 )
まだまだ勉強中のクメール語ですが以前より伝える力もついてきたかも!
という点も嬉しかったです。

どんな修学旅行になるのでしょうか!?
8月に卒業する学生達と過ごす最後の行事になりそうです。
今から楽しみです!

អរគុណច្រើន”オークンチュラウン”(ありがとうございました)
ជម្រាបលា“チョムリアップリーア”(申し上げる+さようなら=さようなら(目上の人にも○))

ជួបគ្នា​ពេលក្រោយ”チョップクニーア ペイルクラオイ”(会う+お互い+後で=また会いましょう)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?