私の息子絶対大丈夫

3人の子供がいる。末っ子に当たる。次男は昨年の春大学を卒業しながら就職をしなかった。
本人の言い訳としては、卒業できるか、ギリギリのラインで次試験を受けるので精一杯だったという。
そもそも3年生になる時に勉強をサボっていたため、研究室に所属することができなかったことも大きい。
コロナ禍で就活の波に乗れなかったことまあると思う。
おそらく本人的には色々なものが重なって就職しそびれたような感じで大学生活を終えた。
親としてもはかなり重大な出来事だった
卒業してから仕事を見つけるという息子を信じるしかなかった。
しかし、最初に選んだのが外壁コーチの会社だった。再就職しているベテランのおじさんたちの間で飛び込みの営業の仕事を朝から晩までやる仕事になった。
3日も経たないうちに仕事を続けることができないとやめてしまった。本人は働くやる気がなかったわけではなく、新しい会社で1から出直す気持ちで張り切っている姿を見ていただけに私も残念だった。
しかしブラック企業に違いない外壁工事の営業の仕事を早くに見切りをつけてくれて、むしろ良かった。としかいいようがない。
大学出たての青年を大事に育てる気持ちなど、毛頭ない会社であった。それさえも見極めることができないようなまだまだ幼い青年なのである。
そして、次に選んだのがファミリーレストランである。学生時代にアルバイトさえしたことがないファミリーレストランに店長として働き始めて、やはりこちらも1週間もしないうちにやめることになった。
ここでも同じように、本人はしっかり働こうとしていただけに、とても残念だったが、配属された店舗で大卒のエリートへのアルバイトたちのやっかみがあったのではなのか結構ないじめのようなことが続き、1週間で退職した
それでもやはりそのような会社に早く見切りをつけてくれたことの方が良かったと思わざるを得ない。
ファミレスの職場では寮に入っていたため、結局私が車でその寮に迎えに行き、入ってから1ヶ月も経っていないうちに全ての手続きが終了した。
息子は会社を辞める手続きだけはベテランになったのかなと笑い話に冗談を言い合った。
次男は上の2人の息子と娘よりも友人が多かったために、ほとんど家に寄り付くことがないような子であった。
ところが大学を卒業してからかなり近い距離で関わることになり、私は息子の生活にかなり振り回されることになってしまった。
この息子が卒業すれば、私は晴れて楽しいきままな50代を送るはずだった。
それは本当に使わなつかの間の出来事だった。
そしてむしろそこから親離れしていった上の二人とは逆に
何とも近い関わりを持って日常生活を送ることになった。
結局次男の朝、昼晩の食事をなんとなく毎日気にしながら作っている。
そして今でもそれが続いている。
自分のことは自分でやると言いながら、食事の時間には部屋から出てくる
そして息抜きにはタバコを吸い。麻雀をやり。
外から見たらやばいニートがいる家庭である。
ファミレスをやめた後、本人と話し合い、次の公務員試験を目指すということになった。
本人が言い出したのだし、国家公務員試験を目指すのならそれまでできることは援助しようと思った。
早速、公務員試験の予備校に授業料を支払ってあげたバカ親である。
はっきり言えば筋金入りのバカ親なのである。
大学3年の時に同じように公務員試験を受けるというので、この時もやはり公務員試験の予備校に授業料を納めたのだ。
そして、卒業する時には公務員試験どころか就職さえもしなかった。普通の家なら異常事態である。もちろん、私の家でやって異常事態だ。
しかし、私はそれでも次男を信じている。この子は真面目でちゃんと生きようとはしている。
ちゃんと就職をしようとはしている。
しかし、自分が思うようにうまくいかないのである。程度の差こそあれこの年代の若者がとても不安定で自信がなくて不安な気持ちを抱えていることは当然のことだと思う。
ましてや、普通の周りの人間が当たり前にやっできる道から本人は自分で外れてしまったのである。
ますます不安になるのは当たり前であろう

そしてとうとう親バカの私が払った2度目の公務員試験の授業料は無駄になった。
本人が公務員試験をやめて、もう一度就職活動をするという。
私はショックであった。しかし、本人がやる気が出ないのであれば、試験など受かるはずがないのである。うすうす気がついていた
試験を受ける気がないことは感じ取っていた。
何度か勉強しているのか確認をしていた。
自分でやるから大丈夫だ。自分でやるから大丈夫だと何度も言う。
大学を卒業する時も、その後の就職もその後の公務員試験。宣言も口だけは自分でやるから大丈夫だと言っていた。
結局何一つ大丈夫なものがない。
私は腹が立ってしょうがなかった。自分でやるなんて無理じゃないか。結局私の家に住んでご飯が食べれて寝る場所があって、お風呂に入れるから生きているのである。なんでそこがわからないかと言う。
相手に期待する気持ちが私を腹立たせているのなら分かっている。
もう期待もやめよう。
そうでなければ、私も息子との距離に苦しむ。
もう近づかない。遠くで見守ることをしよう。
必ず必ず必ず必ず必ず大人になる。いつかきっと大人になるのだから、私が焦ってはいけない。
結局、公務員試験に関しても私の望みだったのだ。
素直な息子は私の望みに懸命に答えようとして、今心を病んでいるのかもしれない。
遠くで見守ろう。
私のやることはそれだけなのだ。
必ず大人になると信じて安心して遠くで見守ろう
私の息子は、絶対大丈夫

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