離婚で初めて知る わくわくする 人生

末の息子が成人して今から4年前離婚をしました。あれは2020年東京オリンピックが開催されるはずだった年。コロナ禍の世の中となり、それまでの価値観が世の中もずいぶん変化しましたが、私の価値観もその年から4年の間にかなり変化したと思っています。
元夫と別の人生を歩き始めて改めて今の自分が自然であり、ありのままでいられることを実感しいる。
ありのままの自分でいいと自分が自分を許してあげられるようになったと思っている。
それまで私は自分に対してかなり厳しかったのだと気づいた。
ありのままの自分を認めてくれる私の親兄弟がいなくなった今、ありのままの自分を認めてあげられるのは、自分だけなのだと気づいたのです。
自分が自分の親友と思って、自分こそが自分に対して優しくしてあげるべきなのだとやっと気がついたのです
ありのままの自分を認めてくれる家族がいなくなったことを嘆いていても何も生まれない。
唯一この世に残っている自分が自分を許して優しく接していこう
そう思えるようになって、私の心は軽くなりました
正直、
離婚することに対して、後ろめたさや罪悪感を感じていました。
そのためになかなか離婚する決心がつかず、
自分の頑張りが足りないのではないか?
自分の我慢が足りないのではないか?
自分は常に自分のことしか考えていないのではないか?
そんな思いにとらわれていたため中離婚を決断することができなかった

離婚が成立して4年が経った今もっと早く離婚を決断すべきだったこと。自分の頑張りが足りないと自分を責めしまっていたのだということ。
4年前に苦しんでいた、いろいろな思いは、自分の無知によって苦しんでいたことに、やっと気づくことができたのです。

誰のせいでもなく私の無知が自分や周りの人間を苦しめてしまっていたのです
4年の歳月は私にそのことを教えてくれました。

4年前から私が何より求めていたことは、
なぜ私は離婚するに至ったのか?
私の人生の中で私は何を間違えたのか?
私はどうすればよかったのか?
これらのことをちゃんと整理して自分のことを客観的に見つめ直したいと考えていたのです。
私の心の中のもやもやした疑問が整理され自分が一体何者だったのかと確認することができたのなら、次のステップに進んでいけるはずとぼんやりとでしたが、自分の五感がしっかりと確信していたのだと思います。

その頃ちょうど父が癌で亡くなりました。自分の離婚の問題で思考が占領されていたため、父のために自分の満足できる最後のお別れをすることができなかったと、今でも私の心に悲しみを残しています。
そして寝たきりの母がその2年後亡くなりました。
私は妹と兄が先に亡くなっていたため私の成長を見守り、共に生きてきた家族が1人もいなくなったのです。

そもそも離婚をしたことで、自分自身の思考回路がそれまでと同じでは、もう前に進めないような思いの中、両親との別れが一層自分の生き方を真剣に考えずにはいられない状況となりました

それまでほとんど本を読むことがなかったのに月に10冊近く読みました

興味のあったネットのコミュニティに参加してみました。
いわゆるオンラインサロンです
オンラインサロンを主催する人が発信する様々な情報によって様々な考え方をインプットしました。
16時間食べ物を取らないダイエットをして9キロ 痩せました
自分の食べたいものをできる限り自分で作りました
ハーモニカを習い始めました
バドミントンの新しい練習会に参加するようになりました
できるだけ安く 長く一人旅をしてみました。 
車の中を車中泊ができる仕様にしてみました。 
老後のための投資信託も始めました。
毎日ノートに様々なことをメモするようになりました。 
この4年間 私の思考は少しずつ 少しずつ広がっていき 新しいことにチャレンジすることも少しずつ 少しずつ増えていきました。
それはまるで複利で資産が増えていくようなイメージです。 
気がつくと 4年前の離婚の時とは違う 思考回路や価値観を持てるようになったと感じているところです。 
まだまだ 自分は成長できるのだと思えたことは ワクワクするような喜びとなっています。 もうすぐ60歳を迎えようとする年になっても成長できると実感できたことが何よりも 離婚後の収穫だったと思っています。
離婚によって新たな人生のステージに移れたことを謙虚な気持ちで 自分の周りの人たちに感謝したいと心から今思っています。残りの人生もいつまでもワクワクする気持ちを持って生きて行こうと思っています





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