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投資は命がけでやるものではない!

世の中には、冴えない人生をイチかバチか逆転するギャンブルとして投資する人々がいるが、決して真似してはいけないという話。

今日伝える話はとても大事な話だ。

この話に比べれば他の記事は些末な話と言っても過言ではないのでよーく聞いて欲しい。

日本には多くのギャンブルが身近にある。
競馬、競輪、競艇、オートレース・・・宝くじにパチンコなどだ。

「夢」や「ロマン」「感動」などとセットにして、ギャンブル色を薄め日々膨大なCMを流して日本人の感覚をマヒさせている。

こんなギャンブル国家は世界でも稀なのではないかと思う。

私見だが、日本人が野球を好きな要素のひとつは競技の持つギャンブル性にあるのはないかと思っている。9回裏満塁ホームランで一発逆転なんて競技はあまりない。サッカー、バレーボール、バスケ、ラグビー・・すべて点数は地道な積み上げ式だ(バスケはスリーポイントシュートがあったか・・)

感覚のマヒした日本人はそのノリで投資に向かう。
「勝った」「負けた」「儲かった」「テンバガー(株価が10倍になること)」という言葉が飛び交う。

市場を賭場や鉄火場と勘違いする人が少なくナイ。短期間で札束を手にする夢を追いかけるのだ。

そしてリスクをきちんと認識しないまま株やFXの信用取引に手を出す。信用取引というのは元手の何倍もの借金をして投資をすることだ。
国内のFXは最大25倍にもなる。

しかも住宅ローンのような低金利で長期分割返済ではなく、短期間で返済しなければならない。

こういった取引は手数料が取れるため業者は盛んに宣伝する。

短期間で相場の行方をあてる「運」の要素が非常に強いギャンブルであるにも関わらずだ。

また運が強くても勝ち続けるのは困難ダ。
それはこのギャンブルは個人投資家と比べものにならない情報と経験、資金力を持つ機関投資家が相手だからだ。

結果、君が予想をはずして莫大な借金を背負っても彼らはどうなるか知ったことではい。

投資は自己責任だからだ。

業者だけでなくマスコミが記事の中にステマのように巧みに紛れ込ますこともある。投資家が読む新聞や経済誌の記事の中に、成功している個人投資家の手法として株やFXでの信用取引が紹介されていたりするのだ。

そういった記事や広告を読んで自分もできる気になってしまう人々が多い。

君がもしそいういう気分になったら以下の記事を読むと良い。世の中にはスポーツや芸術の才能のようにギャンブルに強い人間が確かに存在するが、1,000個の宝箱から1つだけアタリを引く自信がないなら止めておけ。

そして、こうした取引のリスクを理解せず、身の丈を超える取引をした人たちが辿り着く先が以下の記事に載っている。

投資は命を懸けたギャンブルではない。


以下は投資によって一代で15兆円の資産を築いた世界一の投資家ウォーレン・バフェットの言葉だ。

私には相場の短期的な動向を予想することはできない。一か月先、一年先がどうなるかという予測はできない。

人には無限の可能性があると言うが、君がバフェット氏を超える才覚を持っている可能性は先ほどの宝箱でアタリを出す確率より少ないと思う。

ちなみに、自分の投資に対する考え方は以前に書いた以下記事に乗せている。再読して理解しておいてもらいたい。

だが、もし万が一投資の失敗に限らず生きているのが辛くなったら遠慮なく頼って欲しい。もし相談しづらいのなら以下の本が役に立つかもしれない。

自分で考えるほど事態は深刻でないことは多い。

補足
ギャンブルそのものを否定したり批判しているワケではない。趣味で楽しむのは構わないが、ギャンブルとして認識せずにハイリスクな投資をするのが問題なのだ。そしてギャンブルは依存性が高い。

ギャンブル依存症になった場合には周囲にも多大な迷惑をかけることは最近のオオタニさんの通訳の報道でも分かると思う。

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