見出し画像

146. 愛おしさの余韻

彼の右腕に
私の左腕を絡めて
一駅分歩く。

今日は少し肌寒くて
薄着をしていた二人は
くっつくと温かいねって
言って笑って
いつもの駅までの道を
腕を組んで歩いていった。

彼の温もりが
今でも私の左腕に残っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?