名作映画『風とともに去りぬ』と『アンパンマン』の意外すぎる関係
アンパンマンには、ライバルのばいきんまんを筆頭に、個性豊かなキャラクターが多数登場するが、
なんと、アンパンマンのキャラクターたちのモデルとなったのは、
『風と共に去りぬ』なのである。
#やなせたかし談
名作『風と共に去りぬ』
『風と共に去りぬ』は、南北戦争下のアメリカ南部を舞台に、
美しいけれどとびきり気性の荒い女性、スカーレット・オハラの半生を描いた映画。
1939年映画化され、映画史に残る名作として知られるようになった。
アメリカ南部の農園で開かれたパーティーに、激しい気性と美しい容姿を持ち合わせた女性「スカーレット」が現れる。彼女は、思いを寄せていた幼なじみの男性「アシュリー」が従姉妹の女性「メラニー」と婚約すると知り、彼をなじるが、その一方で、不遜な態度の見知らぬ男「レット・バトラー」に惹かれる。そこに南北戦争が勃発したとの知らせが届き、彼女は激動の時代に翻弄されていく。
あらすじをハショりまくって恐縮だが、
ご存じ、名作中の名作である。
アンパンマンのキャラが…!
この作品を愛していたやなせたかし氏。
1970年代後半、人気に火が着きつつある『アンパンマン』のキャラクターを増やそうと考えたとき、『風と共に去りぬ』を参考にしたと言う。
アンパンマンのキャラクターのモデルのルーツがあの名作映画にあったとは、アンパンマンファンもびっくりの事実。
ドキンちゃんはスカーレット・オハラを、
ばいきんまんはレット・バトラーを、
しょくぱんまんはアシュリーを、
バタコさんはメラニーを下敷きにしている。
しかし言われてみると、激情家だけれどチャーミングなスカーレット・オハラというキャラクターとドキンちゃんは、特によく似ているような気もしてくる。
※ただし、ドキンちゃんがしょくぱんまんを一方的に恋い慕う点は、原典とは異なっている。
それを近くで見てるばいきんまん、つれーよなぁ(笑)
【トリビア①】ばいきんまんの目が白くない理由
実は、ばいきんまんの目はうっすらピンク色。
それは日々アンパンマンを倒すため研究していて寝不足だから。である。
#えらい
これもやなせたかし氏が語っている。
【トリビア②】ドキンちゃんの作者が認めた叶わない恋
ドキンちゃんがしょくぱんまんに恋をしていることに対して、やなせたかし氏は雑誌のインタビューでこう語る。
食品とばい菌だから結ばれることは無いとか笑っちゃうけどツラ!!
アンパンマンの、子供向けとは思えない映画
大人たちが号泣したアンパンマンの「神映画」を知っているだろうか。
それがコチラだ。
この映画、数あるアンパンマン映画の中で、
唯一、アンパンマンが○○、当時の全チビッ子たちと保護者様方の度肝を抜いた。
#ネタバレになるので○○としています
この映画は、
「何のために生まれて 何をして生きるのか」
「こたえられないなんて そんなのはいやだ」
で有名なアンパンマンのマーチの歌詞の一説がテーマの名作。
もう、なんか、サブタイトルだけでやばくないですか・・・?
是非、現代の大人の皆様にも鑑賞を強くオススメする。
やなせたかし、アンパンマンだけじゃない
アンパンマンで一気に有名となったやなせたかし氏だが、
素晴らしい作品はアンパンマンだけじゃない。
ストーリーがエグすぎる絵本を2つ紹介したい。
チリンのすず
生まれたばかりの子羊、チリン。 ある日狼のウォーが牧場を襲い、母羊が死んでしまいます。 チリンは強くなるために、お母さんのかたきである狼のウォーに弟子入りすることに。 成長しけだものとなったチリンは、ついに復讐を果たしますが…。
やさしいライオン
こちらもストーリーにやなせたかし節が炸裂している絵本。
母親を亡くし、仕方なくイヌに育てられたライオン。ところが、ある雨の日には水たまりに映った自分の姿を見て初めて自分が犬ではなくライオンだとわかり青ざめる。
その後サーカスですっかり大人気になったライオンは母親を探しに檻を破って街へ出る。しかし、ライオンの脱走で街は大騒ぎとなった。死にかけの母親を見つけ出したライオン。それを見つける兵隊…。
お子様に読んでいただくと同時に、大人も十二分に楽しめる絵本だ。
まとめ
以上、『風と共に去りぬ』と『アンパンマン』の意外な関係について紹介した。
派生で、激ヤバアンパンマン映画とやなせたかし氏のエグすぎる絵本も、現代の大人にこそオススメである。
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