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物語

私はサブリン25歳、百貨店で中華料理のお惣菜を販売している。最近転職して入社したから覚えることが多い。例えば、値段、100gとはどのぐらいか、そしてお菓子も売っているからそのお値段も覚えないといけない。覚えることは多いが毎日たくさんのお客様が来てくれるから嬉しい。高齢の方から若い方まで買いに来てくれる。今日もいつもの毎日が待っている。今日はどんなお客様が来てくれるのかな。

 -笹木-
俺は会社員勤めをしている笹木。飲食店で働いているその為毎日が忙しい。しかし、俺の休みの日の楽しみは百貨店で中華料理のお惣菜を買うことだ。なぜ俺が百貨店で中華料理を買うのを楽しみにしているのか、それは学生の頃中国に行って美味しいものをたくさん食べた思い出があるからだ。自分で作ればいいじゃんとも思われるかもしれない。しかし、俺は休みの日は料理をしないことにしている。なぜなら仕事の日は毎日料理を作っているからだ。休みの日ぐらいキッチンから離れたい。
 今日は仕事が休みなので、中華料理を買いに百貨店に向かった。平日だから空いているかなと思ったがお昼時で人が多かった。俺は買うものが決まっている。それは肉まん、酢豚、エビチリだ。これは他のところでも売っているがここのお店が一番。味もいいし、目の前で量って売ってくれる。それだけではなく接客も最高。
「いらっしゃいませ。」
「肉まん一つ、エビチリ100g、酢豚100gお願いいたします」
「かしこまりました、ただいまご用意いたします。少々お待ち下さい。」
「今日は研修生が対応してくれたんだ。頑張ってほしいな。」
「エビチリ110gなんですがいかがでしょうか?」
「110gでいいよ。」
「酢豚も少し多くても大丈夫だよ」
「ありがとうございます。」
「合計1800円です。」
「クレジット支払いでお願いします」
「かしこまりました」
「一括払いで頂戴致しましたのでガードとお控えのお渡しです」
「ただいまお包みいたします」
「大変お待たせいたしました。お品物でございます」
「またお待ちしております。」
「頑張ってね」

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