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ストレスと独り身とホテル暮らしとー テンシーズン【第11回・山梨県湯村温泉《前編》】


 私は山梨県が好きだ。真夏は自然のサウナの如き蒸し暑さ、真冬は野生の冷凍マグロが落ちてそうなこの土地……特に甲府駅周辺の魅力には逆らえない。
 歩いて散策できる範囲で、旨い肉🥩と美味しい果物(🍇&🍑)と絢爛なスイーツ💗……そして、温泉と歓楽街が全て愉しめる貴重なエリアなのだ。

 『信玄公祭り』か……若々しい武田信玄のデザインは初めて見たが、なんか……生え際の後退が気になって仕方ないし、隣の愉快なキャラがそれを煽ってるような気がして🤔

 駅前から眺められる素敵な秋晴れ。この地方都市感が気持ち良い。

 駅前から少し歩いた所でランチ。こちらの『恩の時』は2回目の利用。

 前回は1階のカウンターで『甲州牛の炭火焼』と『富士桜ポーク西京焼』を食べて堪能していたので、今回も折角のブランド牛をペロリ😋しちゃおうかなっと思い、本日は木の質感がとっても素敵な2階席へ案内されるー
 駄菓子菓子……食材の高騰っぷりが予想以上に激しく、ランチで注文するには困惑する御値段になってたので断念🤷‍♂️

 『信玄鶏の竜田揚げ定食』¥880に予定を変更。ほっほう~~、まず、絵面が美しくて食欲を湧かせる。
 鶏肉は柔らかく筋っぽさが全く無くて良い歯触り。揚げ方も上手でサクサクな油切れ。非常に上品な風味でマヨネーズがよく合う。
 折角なので御飯は大盛り。炊き方が上手で良い舌触り、しじみの味噌汁も泥臭さがカナリ抑えられてて美味しかった。
 今回のランチは間違いなく当たり👍

 駅ナカで気になる店を発見。山梨県のブランド米である『梨北米』を使った『生信玄餅(4個入)』¥1080を即買い。

 駅前の道路に……観光したくて仕方がない2階仕様のバスを発見。が、本日は冷たい強風が吹きすさんでおり、屋根無しの2階席をを選んだ人々の心中……お察し🤦‍♂️

 さすがは山梨県。こんな甲府の繁華街の中にまで葡萄が生育されてたよ。

 目的の場所まではまだ時間があったので近郊を散策。相変わらず……甲府のアーケード街は寂れ方が半端ではなく、ゴーストタウンの空気を醸し出してたよ💧
 『甲府編』で撮った2軒のソープランドも消失しており、私の地元でもないのに妙な喪失感にみまわれたよ🤔

 甲府駅から路線バスに乗り込み、約10分で『湯村温泉郷』に到着。バスの中で20人くらいの制服小学生に囲まれ、身動きがとれなくなってたのはさて置き……この温泉郷は西暦808年、弘法大師が東北巡航の帰りにこの地に立寄り開湯したといわれる歴史ある温泉郷で、戦国時代には武田信玄が負傷した兵を治療したと伝えられ、信玄の隠し湯としても知られてる。

 そして、バス停から歩いてすぐの場所にはー

本日の愛人『湯村ホテル』である💔

 ホテルの建屋自体は民家や飲食店の並びの中に急に生えたような立地で、周囲一帯の雰囲気は同じ山梨県である『石和温泉郷』と似ている。このホテル、フロントエリアは随分と狭く、そのまま食事会場へとつながってた。

 それではチェックイン。今回は2食付プランで¥8947(入湯税込み)という……少々心配になるレベルの価格破壊。私くらいの百戦錬磨の旅人となると、料金とフロントの様子でホテルのクオリティが察知できてしまう。
 かかって来いッ!

 今日の客室は最上階の10階。少しテンションが上がった。

 非常にコンパクトで最低限の設備だけ感タップリの客室。ジワリとくる古めかしさがある。

 窓からは甲府の街を一望でき、積雪した富士山の頭頂部が奇麗に眺められるのは嬉しい。


 今宵はここまで。
 後編に続くー


 

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