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何を大事にしたいのか

最近あまりこどもたちと会話のなかったパートナーが
朝仕事に行く前に、珍しく子らに話しかけていた。

「話しかけていた」と言うよりは
「問い詰めていた」といったように感じた。


こどもたちは寝転がったりソファでゆったりしながらパソコンを楽しんでいて、パートナーはそれをみて
「自分が君たちをみると、パソコンをやってるとこしか見ていない。もっと他にやることはないのか。外に遊びに出かけたり、図書館に行ったり、買いものに出たら30分とかで帰らないで、もっと長く外にいないのか。そのままでいいと思うのか。」


今までは黙って聞いていたが、口を出してしまった。

「問い詰めるような口調をやめて欲しい」
「本人たちと会話して、気持ちや想いを聞かずに決めつけるのはやめてくれ」
「外に出るより家にいたい人たちに、家を出るように言っても意志がないのではないか」
「学校で頑張ってるのだから、家でくらいのんびり好きなことさせてあげようよ」


「うるさい」「黙ってて」


言い返されたが、パートナーとの上辺だけの取り繕った平穏な関係を守るより、今はこどもの自尊心を守り育てたいし、こどもには自分の好きなことのために時間を使って欲しいと思うから。後でじゃなくて、その時に口を挟んだ。

前はドキドキして言い返せなかった。こどもたちに、申し訳ないな、とか、本当は私はそう思っていないのに、と思いながら。
けれど今は、守りたいと思うものがあるので怖いとも思わない。

もう、こどもたちの無表情で諦めたような顔は見たくない。

親でも自分と合わない人は合わないし、こどもは親のために生きることもしなくていい。

昔はそうすべきだという考えが普通だったけど、今はこどもでも人権は尊重されるべきだという考えが強くなってきた。

今は過渡期。

どこまでこどもの想いをくみ取って対処できるかどうか分からないけれど、「本人の好き・やりたい」に、可能な限り寄り添ってみたい。


もしその結果、パートナーとの関係を解消する事になったとしても。

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