見出し画像

思い返すのがキツイんです

あの日
何かいつもと違う雰囲気の
玄関を開けた
ところからを
書こうと思ったんですが
思い出すのがキツくって
今日も書けそうにありません。


今日は
無理やり仕事へ行きました。

家に居ると汚れが気になったり
何回も手洗いをしてしまったりしてしんどい。

誰もいなくなった家は
妻を思い出しそうになるから
居るだけでストレスが
尋常じゃないんです。

そのストレスで、今まで何とも思ってなかったことが新たな強迫観念として出てくる。

これには参りますが、ここで感情的にはなったら負けなので、なんとか冷静になり、できれば新しい強迫観念による強迫行為はしないようにと心の中でせめぎ合い。
しない方がぜったいにいいのわかってはいますが。

強迫行為をやればその時はスッキリしても、そのおかげで不安に対する耐性が下がり、結果的にまたやらなくてはならない状況になるのです。

一度我慢できれば不安耐性が少し上がり、同じ強迫観念は少しだけ出にくくなります。

耐えては耐える。その繰り返しが治癒につながるんですが、気の遠くなるような旅路なんです。

留まっていては(強迫行為を耐えずにやり続けたままでいる)良くなることはまず難しいので
とにかく反応妨害の旅路を行くしかない、と私は思っています。


家に居るのがいやなので
行けそうなときで仕事があるときに現場へ行き働くんですが
やっぱり
あいつ、強迫性障害が邪魔をします。

できるだけ外に出たいんですが、なにせ運転も超超苦手状態になってしまってるので、ひとりで出かけるのにはかなりの気合が必要で走り出すまでは超ドキドキです。

走り出すと少し覚悟もできて
さっきまでの不安が少しやわらぐこともあります。

考えるより動くこと。
これが反応妨害のコツです。


私の仕事は、本当はレスポンスのあったお客さんのところに行って見積りして受注、というものなんですが
強迫性障害のおかげでお客さんのお宅に伺うなんて
今は無理・・・。

ここ最近も
数軒のお客さんからの着信を
無視しちゃってますが、できないことは仕方がない、と開き直っています。
本当は悔しいですけどね。

今は知り合いの現場を
手伝うような状態なんですが
そこの社長が
一緒に車に乗って行ってくれるときがあってそんなときは
若干ですが運転しやすくなります。

ですが、そうは言っても
誰かが隣に乗っていたって
「あれ、今の交差点巻き込み見たかな」
とか
「信号黄色だったんじゃないか」とか
強迫観念が出てくるので
緊張感はあまり変わりませんが
なにか聞くと
「気にすんな!」
「過ぎたところのこと考えるな」
と言われて、なんとか耐えていると少しずつラクになったり、忘れてしまったりするんですね。

やっぱり耐える、反応妨害は効果的みたいです。
道キツイけど。

とはいえ、今まで3回くらい
「スミマセン、戻らせて下さい」
と強引に戻ってしまったこともあります。
そんなときは「やってしまった」と申し訳なくてめちゃくちゃ凹みます。
車内で運転しながら泣きました。

やっぱり強迫性障害克服の道は平坦なものではないようですが前進するしかないんでしょうね。


妻が出て行ってしまった
ショック状態で
ストレスが大きくて
何かと気になることが増えそうになっていますが
心理士の先生からは
ショック状態では
「強迫行為を止める」ことは難しいときもあるでしょうから「食い止めて」と言われています。

仕事に行くことも
すすめめられていて
仕事に行くと
人と話す=
ひとりよりはずっといい

仕事に頭を使う=
不安なことやイヤなことを忘れる時間が増える

仕事をする=
強迫観念に囚われる状況が許されないので反応妨害になる

お金にもなる。

結局今は
どこに居たってキツイんだから
行けそうなるときは
行けるとこまで
まず向かってみる、がコツみたいです。

にしても
なんでこんなにキツイんでしょうね、人生って。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?