救出した義理祖母の着物
「遺された祖母、母の着物を何とか活かしたい」からはじまった着物。
昨年から施設に入った義理の父、退院見込みがない義理の母が二人で住んでいた家(ms)が現在空き家状態に。
少しずつ夫と不用品の片付けを始めた所、箪笥や押し入れから着物がたくさん出てきました。
想像以上の枚数に度肝を抜かれ、残念なことにカビが出ている物も何枚か(涙)
早めの救出が良いと思い義理の姉に話すと、「私は色留袖だけで良いから、あとは任せるわ〜」との返事。
先ずは色留袖だけは確保するという使命をうけ、確認すると最上段に鎮座していました。当時の領収書も出てきて額に驚き、義理姉が、それを指定した事も理解(笑)
さて、それから下の段へ。畳紙には数枚がまとめて入れられてあり、素材も混ざっていて、その為に虫喰いやカビが移ってしまった物も…
とりあえず、カビものは隔離。
コレは!と思しき物は燃料高騰前にクリーニングに出すべく動きました。
その中に「おじいちゃん」と書かれた畳紙があり、ぱっと見は大島紬のアンサンブルが2組。
夫に着せたらいいなぁと思い、畳紙ごと出したら、何と!女物でした。
「おばあちゃん」の間違いですね。
という事で、必然的に私の物に!
義理の祖母は背が低かったものの、ボリュームがあったらしく、身丈は十分にあって、短い袖丈はギリギリまで出しました(それでも、私には短め)
そして、この袖丈にあわせて襦袢の袖を作って着物に縫い付け、活かせるようになりました。
和裁習ってて良かった♡
そういえば、元気な頃、義理母が言ってた。
「私は作れなかったけど、おばあちゃんは良い大島で着物を作ってた」と
大切に着ますね!