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季節が違うのは、動いているから(エッセイ)

唐突だが、私の星座は『乙女座』である。これを書くと大体の誕生日が分かりそうだが(笑)まあ、良いだろう。

そんな乙女座、及び星座を考えた時に、私は思っていたことがあった。

『何で乙女座って、秋の星座なのに、星座として夜空に見えるのは「春」なんだろう』  と。

極、たまーに頭に浮かぶ、些細な疑問。

疑問に浮かんだからと言って便利なインターネットを使わず、調べず、そのままにしていた私。

けれど、つい最近、その疑問の答えが出てきたのだ。

その理由が記されていたのは、前にもご紹介させて頂いたこちらの本。

『三軒茶屋星座館 春のカリスト』の中で、こう書かれていた。

昔と今で見える星座が違うのは、地球の自転の軸がすこしずつずれてるからだ。
これを歳差運動つていうんだけど、このずれのために二千年くらい前は春に見えていた星座が、今では秋に見えるようになったんだ。

三軒茶屋星座館 春のカリストより

この文章を読んで納得。

というかピッカーーん!!と頭の中が納得!!!納得!!!と何度も納得ボタンを押しているような感覚だった。

今、この時代に居る私には『春』に見える星座だけれど、昔の人は『秋』に見ていた。

何と不思議でロマンチックなのだろう。

そして時代の流れや、地球の動きを感じる。

私のささやかな疑問は、本を通して解決し、答えが導き出された。

私の頭が少し賢くなった事にホクホクしながら、良い読書をしたと、自画自賛してみる。

そんな私。

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