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なりたくないと思ったあの子。(エッセイ)

「なんで、あ〜いうことするんだろう」

私はイライラしている。
勿論、勝手に。

ごくたまに同じ女性という理由で、相手の接し方や態度が、いつもより苛々しまう事がある。

私も、もしかしたらそう思われてるかもしれないのに。

同性だから、余計に苛立って、腹が立ってしまう事がある。

何というか、女性特有のズルさみたいなものが垣間見えた時に、私は苛立ちを覚えるようだ。

例えば?と言われれば上手く説明する事は出来ないし、多種多様なのだが、だからこそ、気付かぬうちにイライラの溝に嵌ってしまい、しまった!回避するべきだった!と思う頃には手遅れになってたりする。

私が高校生の頃の話になるが、私には苦手な女の子が居た。
別に目立つタイプという訳でもなかったが、私はその子が苦手だった。

……なんというか、その子を見ていると女性特有の狡さを顕著に感じてしまう。私にとって、その子はそういう子だったのだ。

その子と私は、ある時期だけ席が前後ろになった事があり、席替えだから仕方ないと思いつつ、内心複雑だった。

そんなある日のこと。

ほんの些細な事なのだが、その子が自分の使っていた文房具を床に落とした。

それに私も気付いた。

けれどその子は、自分が落とした文房具を直ぐに拾おうとはせず、私のほうが先に動き、自分の文房具を取ってくれるのをじーっと待っている様な感じだったのだ。

私が拾って返してあげた時「ありがとう」とちゃんと言うものの、何だか私はモヤモヤしてしまった。

私に苦手意識があるから余計にそう思っただけかもしれない。

けれど、その子は最初から自分で拾う気なんてさらさらなく、人に拾ってもらう事を待っている様子に見えた。

私の偏見と、嫌いバイアスがかかっていた事は否めないが、本当にモヤモヤした。
あの子の行動は、女性特有の狡賢さの一つだと、私は思っている。

本当に嫌だった…。

言葉を選ばずに言うなら、あの子みたいにはなりたくない。
こういうのを可愛げがないっていうのだろうか…?

………それでも良い。

私は本当に、あの子の様な行動はしたくない。

……ならない様にしたい……(願望)


私の偏見オンパレード……。

これは、悪口ですね。
お気を悪くされたらすみません。

ここまで読んで下さりありがとうございました。


こちらも宜しければどうぞ〜。


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