Kとのバトル（エッセイ）

奴の出現が、今年は早いらしい……。

「今年、蚊が出てくるの早いんだってさ〜、それにしつこいって………」

そんな事をニュースで知った当日。

なんか…足が痒い……。

「くっ……やられてる〜〜〜〜！！」

私は今年入って初めて、蚊らしきものに足を刺された。

くそう…っ。

直ぐに薬を足にヌリヌリ……。

……どうか、足の痒みがぶり返しませんように。

🩹🩹🩹
私がまだ幼稚園生だった頃、足を蚊に沢山刺されたのだが、時間が経つに連れ、蚊に刺された部分が腫れてきていた。

刺された数と腫れを心配した幼稚園の先生が母を呼び、幼稚園の玄関の中で先生と母が話していた場面の記憶があるのだが、定かではない。

私はまだ小さい足にキャラクターものの虫刺され用のシールを沢山貼っていた。

刺された張本人であるのにも関わらず、何でこんなに心配されているのか、当時は分かっていなかった様に思う。

大きくなってから、どうやら蚊に刺された後、痒みはぶり返すし、真っ赤に腫れてしまうというのが、もしかしたらアレルギー反応なのではないかと知ったのだ。

1度蚊に刺されると、直径5センチくらいの縁を描くように腫れ、痒みはぶり返す。

痒いから腫れている所をかいてみるのだが、全然気持ち良くなくて逆にかいた所が痛い位。

蚊に刺された時の塗り薬を塗っても、さほど効果はなく、腫れて熱を持っている所を冷やして凌ぐのが常だ。

そんな蚊とのバトルが、今年は早いなんて……

くそう………っ、嫌になってしまう。

刺されない様にするなんて無理である。

けれど、どうやら足の裏を綺麗にすると蚊に刺されにくくなるらしいので、今年はそれを試してみよう、そう思っている私。

Kとのバトルは、まだゴングを鳴らしたばかりだ。