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どんなに涙が出そうでも人前では泣きたくない(エッセイ)

小学生低学年の時、私は泣き虫だったと思う。今思い出すと自分で自分にイライラしてくる。わがままで最悪だった。
でも、成長するにつれ段々と泣くことはなくなり、そして今の私は、できる限り人前では泣きたくない。泣く姿を見せたくない。そう、思うようになっていった

何で嫌だと頑ななまでに思うのか、それは私自身も分からない。
泣きたくないと思っていても、どうしても溢れてしまったとこは3から4回くらいはある。
けれど、その数以外、私は泣くことをしていない。大人になるにつれ、簡単に泣くこともできなくなった。
先程、何でこう思うのか分からないと綴ったが、一つ思ったことを綴りながら思い出した。
泣かないと思う理由の一つ。
それは、私は泣く資格がない。そう思うからだ。
泣くのに資格とか、そんなものはいらないが、私はそう思わずにはいられない。
本当に泣きたいときはそんなこと考えもせず、自然に、それこそ、嫌でも溢れて止まらなくなるものだと思うけれど、私はとにかく、資格がない、そう思うことが多い。

私にとって人前で泣くことは
恥ずかしくて
資格がなくて
嫌なこと なのだ。

今は、そう思う。
今は、そう感じる。

いつ決壊するかわからないけれど
今は、そうなのだ。

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