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制服とセキララ(エッセイ)

………何でそんなセキララに語る?……。

高校生の頃の私が、良く思っていた事だ。

今回のnoteは、若干の性的な話が含まれるので、苦手な方はここでバックしてください。
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私が高校生の頃、一軍と言われる女子達に挟まれる形で席替えを終えた時があった。

私にとって、それはそれはとても嫌な事だった。そしてこう思っていた。

あ〜私が挟まなければ一軍女子達はもっと気軽に話せるんだろうな〜………と。

もちろん席替えはくじ引きで、私が自らそこの席になった訳では無い。けれど面白いほど周りに一軍女子達に固まられてしまうと、いたたまれなくなるのはこっちの方で、ただ私は『静かに過ごそう』そればかり考えていた。

THE 根暗女子!!

そんな一軍女子に囲まれた私。
アイドルの話。先生の愚痴。日常の事など毎日一軍女子の会話が耳に入ってくる生活。

そんな私が一番困った事は、一軍女子達の恋の話だ。
誰が好き。告白したい。されたい。なら何十倍もマシで、一軍女子達からたまに繰り出される恋愛の話は、一線を超えた時の話が多かった。

これが中々結構パンチのある話。
それなら聞かなくても……と思われそうだが、席を移動出来る時ではなかったし、嫌でも聞こえるし、何なら聞き耳を立ててしまう自分がいる。

そんな事をして後悔するのを知らずに。

一軍女子達の一線を超えた話は、こんな内容だった。

★年上の彼氏ができて一線を超えた
★妊娠しないために、行為の後、下半身に力を入れる。
(……そんな事で防げないと思う)
★一線を超えるまでの一部始終

それはそれは、もうセキララだった。

何処にでもいる女子高生のお話ならまだしも、その中にセキララが入ってくるからとてもパンチが効くし、記憶にも残ってしまう(笑)

ここまで高校生で経験して、それを友達同士で共有出来るのは羨ましくもあったが、あまりのパンチとセキララさに私は何て気持ちになればいいのか分からなかった。

”無“なんてことは、出来ない。

今でこそちゃんと修正されたものの、あの頃の一軍女子達のセキララ話は、当時の私に、間違っているかもしれない知識を植え付けた事は言うまでもない。

それでも、セキララ過ぎてちょっと面白い、と思っていた事は内緒だ。

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