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O・Ð・P~汚部屋脱出プロジェクト~

汚部屋歴=10年超え。

全く自慢になりませんが、生きていければ大丈夫、の許容範囲は結構広い。
整理され整った空間も好きですが、維持が苦手。

どけんかせんとけん。と思い続けて。

部屋の状態が自身の精神状態やら頭の中を表すと言いますが、
それでいったら今のところ、人生の8割がとっ散らかった状態で
生きてきたことになる。
学生時代から一人暮らしをしていますが、そんな状態なので
気軽に友人を呼べない。
あらかじめ予定を決めてその日にはきれいな状態にしておく。
突発的に誰かを家に招くとか、絶対にしたくない。
予定外があまり好きではないというのもありますが。
部屋の状態にかかわらず、精神面とか体力面とかいろいろと調整して生きているタイプ。
幸い?友人が少ない社交性が高くないのもあって、家でワイワイすることも少ないで済んだのも良かった。

でもね。
散らかっている、片付いていない部屋にいると気が休み切らないのも事実。
結局「やっていない」こと、完了していないタスクが目に入る状態。
やらない、と決めてしまえばタスクにならないのでしょうが、そうはできない。
やらないとな、を後回しにしているだけの状態で生活が流れていく。

いよいよ、まずい。

コロナ禍で生活を見直された方たちの声を目にすることがありました。
在宅勤務になり生活の根本を整えるとか、通勤がなくなり不要になったものを処分したとか。
断捨離という言葉が当たり前になって数年、ミニマリストとか、持たない暮らしということが社会の仕組み、テクノロジー的に可能に。

3年も時間がたてばいろいろ変わるのに、一方で自身の変わらなさに辟易した。

自身を見つめ直す中で、目の前に広がるゴミ溜めのような空間に対して
「あぁ、こういうところ、本当に嫌だな」と思った。

気が付くとゴミ袋を手に、いらないものを片っ端から捨てた。
分別が本当に面倒で大変で、それでも手を休めなかった。
つまらないプライドがあるなと思ったのは、大量にゴミを捨てる姿を人に見られたくないがために、収集日、排出可能になる日の出とともに誰もいないのを確認して出しに行っていたこと。冬になるころだったので5時とか。
2か月弱かけて出し切った。

はずなんですが。

あの時は、これがベスト!な状態にしたつもりだった。
けれど生活していると必要な物は増えるし、元からあるもので処分しきれていないものがまだあった。
今の部屋の状態に慣れたからこそ、きちんと目につく部分がある。

片付けを進めている中で迎えた冬、
こたつが壊れて買い替えが面倒だからとホットカーペットを買って済ませたものの、冬を越えて思い出したこと。

もともと、このこたつ買い替えたかったんだった。

収納しきれなくなって積読があふれている本棚。
もうひとつ買い足そうと思ってたんだった。

こういうことが増えてきた。

持たない暮らしは送れそうにない。
けれども心地よい状態にすることに意識がきちんと向くこと。
面倒だからここのままでいいやでなく、現状が良いから維持する、必要ならアップデートしていく。
消極的維持をできるだけ減らしたい。


現在、進めていることがこちら。
●こたつの処分。
●本棚に収めるもの、処分する書籍の選定。
●冬物でシーズン中に着なかったものを処分に回す。
●夏物の確認をして合わなくなったものを処分に回す。
●ダイニングテーブルとチェアの新調。
●本棚の買い足し。
●梅雨にむけて除湿器とサーキュレーターの新調。

手間も時間もお金もかかります。
けれど、楽しい。
愛着あるものを手元に残し、迎えていく作業。
もの覚えは結構いいほうなので、処分するものを購入した時のことを
思い出して躊躇うかもしれない。
物を手放すことって維持以上に苦手かもしれないと気が付きました。

片付ける、整理整頓もそうですが
そもそもの物欲について見つめる必要があるのかもしれませんね。



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