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希死念慮と楽しいの狭間で

悪天候が続いたせいでメンタルの疲弊が積み重なって、火曜日の夜には希死念慮まで顔を見せた。
家事以外の時間をほとんどグッタリしながら過ごす日が続くと、心もすっかり元気を失くしてしまった。

水曜日、待ちに待った晴天が訪れたので山へ行った。
ただ、朝からウキウキだった訳でもなく、準備をしている時も電車に乗ってからも、死にたい気持ちは残っていた。
ただ「晴れたので山へ行く」というコマンドをオートマチックに実行しただけだ。
上向いたのは谷筋を登り始めて大好きなせせらぎの音が聞こえ出してから。
水面から出ている石を踏んで川を渡る渡渉という行動を繰り返すうちに、ドンドンと元気になっていった。
2週間ぶりの登山で久しぶりに「楽しい」という感情を味わうことが出来た。

昨日は再び雨模様で登山の疲れもあってたくさん寝た。幸い、山に行く前ほど心が沈むことはなかった。
今朝も雨が残っていて、10時間ほど眠ったにも拘わらず眠くて怠かった。
さっきようやく晴れてきて、それと同時に心も体も少し元気になり始めたところだ。

登山を始めて5ヶ月。体力や筋力は付いてきたけど、鬱病に対しての影響力はあまり感じられない。とは言え、鬱病でも楽しいと思える趣味があるのは幸せなことだ。
何でも鬱病の寛解へ結びつけるのではなく、単純に楽しいものは楽しい、苦しいものは苦しいで分けて考えて良いような気がする。鬱病を受け入れた上でいかに人生を楽しむか?
だから課題は苦しい時のやり過ごし方かな。悪天候時に希死念慮を出さない方法が欲しいところだ。




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