見出し画像

装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術@東京都庭園美術館

大好きな美術館の展覧会メモです。
少しでも展覧会の雰囲気が伝われば嬉しいです。気楽にどうぞ。


基本情報

展覧会:装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術

開館40周年記念の展覧会。
この美術館、もとは白金御料地の一角に建てられた“朝香宮邸”で、竣工から今年で90周年のようです。

会場:東京都庭園美術館

公式サイトはこちらから。

美術館に対する思いをまとめました。

目黒通りには開催中の展覧会の旗が掲げらます。今回はこんな感じ。

いつも楽しみにしている“旗”

会期:2023年9月23日-12月10日

一般入館料:¥1,400

※詳細は公式サイトをご確認ください。
基本、オンラインによる事前予約制のようです。

見所紹介

建物をじっくり鑑賞できる

美術館の建築と庭園に焦点を当てた今回の展覧会。いつもは展示物の背景となってしまう、美術館そのものをじっくり鑑賞できました。

主要客室の装飾を手掛けたアンリ・ラパン氏のサインが壁紙にあったなんて!
今まで全く気付いていなかった…。

ドアの上にサインが!!

白状すると、今まで家具や贅沢な空間使いにばかりに着目し、壁紙にまで気が回ってませんでした。解説によると壁紙のデザインにもストーリーがあるそうで、何て凝ってるんだ!と衝撃を受けました(気になる方はぜひ会場でご確認ください)。

ポイントは“水”
"水"の終点

建設当時に思いを馳せる

とてもモダンな印象の建造物。世界最先端のデザインコンセプト、デザイナーチームが建設に携わっていたそうです。現代の感覚でも格別にお洒落だと感じるくらいなので、竣工当時の日本人には衝撃的な建物だったのでは、と想像します。
朝香宮邸のデザインに大きく影響を与えたとされる、1925年開催のアール・デコ博覧会の資料も展示されていて、博覧会パビリオンと当館との比較も興味深かったです。博覧会の様子は新館の展示で詳しく知ることができます。

廊下の様子

ウィンターガーデン

通常は非公開のウィンターガーデンが公開されていました。本館の3階部分に位置します。
元々温室として設計された部屋で、水道の蛇口や排水口も設けられています。
今回は南国系の植物と一緒に展示されていました。このお部屋だけでも観る価値あります!

ここでティータイムは贅沢

まとめ

当館では数回に一度、建物自体に焦点を当てた展覧会が開催される様です。建設当時の記録映像や1925年のアール・デコ博覧会の様子から、今回はタイムスリップ気分を味わうことができました。
次回も建物に焦点を当てた展覧会のようで、今から待ち遠しいです。

ここまでお読みくださりありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?