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終末期治療

もうすぐ100歳になる祖母がいる。10年近く前に認知症が酷くなり、デイサービスから特養へ入居。
施設との対応は父が行っているので詳細は不明だが、数カ月スパンで同一資本の提携病院との行き来があった。金儲け優先の病院のイメージが強いので、施設入所者のローテーションや病床数埋め的な移動なのかな?とも思っていました。

半年以上寝たきり胃ろう状態なので、そこまでして生かされている理由もよく分からなくなっていますが1か月前頃に肺炎を発症、病院側から『自発呼吸が困難な状態で肺炎が治ってもこれ以上手の施しようがないから転院してくれ』との要請。病院として死人は出したくないのか、肺炎が治ったとの診断を受け、結局追い出されて別の総合病院へ。受け入れ先の病院で再検査したら肺炎は治っていない、胃ろうで内臓がボロボロで胃ろう継続不可で点滴での栄養供給へ。

半分意識のない状態の100歳近い老人をたらい回しにして金を貪り、面倒な最終処理は放り投げる。私立病院なので採算度外視で運営すれば潰れるからこの判断はある意味正解なのかもしれません。

自分は祖母との思い出は高校時代ぐらいまでしかありませんし、『家事仕事はせずに好き勝手生きていた人』というイメージしかありません。ただ、個人的には点滴で栄養を送り込まれ、酸素吸入で呼吸をさせられる状態を『生きている』と感じる事は出来ません。
本人の意識があれば意思確認した上で治療の中断も考えられるのでしょうが、痴呆と意識がほぼ無い現状ではそれも出来ず、下手に中断すれば殺人幇助になりかねないから生かすしかないというこの状態は何かがオカシイ気がします。
数年間寝たきりで何も出来ずに生かされ続けている本人はどう思っているのか方法があれば聞いてみたい気もします。


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