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「兵馬俑と古代中国 秦漢文明の遺産」展 in 上野の森美術館

火曜日に、上野の森美術館で開催中の「兵馬俑と古代中国 秦漢文明の遺産」に行ってきた。
今週末、2月5日(日)まで!
https://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=1008368
https://heibayou2022-23.jp/(特設サイト)

昨年の11月から開催していたが、この展覧会も行くのがぎりぎりになってしまった。
「兵馬俑展」は2016年に1度見ているし、そもそも中国の古代史は、西洋やエジプト、南米などほど興味が持てないので、無理していかなくてもいいかな、と思っていたのだ。
でも、東京より先に関西などで開催されていて評判も良かったし、NOTEでも、結構多くの方が記事を書いていらしたりして、やっぱり行こうかな、ということに。


閉幕間近なので、多少の混みは覚悟していたが、予想を上回る混雑。
12:30~13:00入場の券を買い、12:32頃到着したが、列ができていて、結構待たされたうえ、ようやく中に入ると、すっかり密になっている。
ロッカーにコートを入れようと思ったけど、通り過ぎちゃって戻るのも面倒でそのまま。
ちなみに、最近の傾向として展示品リストが置いてない(ネットで見たり印刷することは可能)ことが多いが、ここもそうだった。

兵馬俑とは、
兵士や馬をかたどった像で、陵墓に収められました。始皇帝陵に埋蔵が推定される約8000体は、顔、体、服装のひとつひとつが異なるといわれています。

パンフより

日本でいえば、古墳に埋められていた「はにわ」みたいなものなのだけど、リアルさと大きさ(等身大)と、一か所に膨大な数が埋められていたこと、などからちょっとスケールが違う。
兵馬俑は、始皇帝陵だけなのかと思っていたが、そうではなく、時代によって、その大きさや作り方も違っているのだということは、今回の展覧会で初めて知った。

展示構成を簡単に。

第1章 統一前夜の秦~西戎から中華へ
紀元前770年、周王朝は洛陽に遷都し、次第にその権威は失われました。すると各地で、有力な諸侯―斉、楚、魏、燕、韓、趙、秦―の七国が独立し、しのぎを削る時代に入ります。約550年続いたこの群雄割拠の世が、後に言う春秋戦国時代です。
本章では、東方の六国から野蛮な国とみなされていた西方の小国・秦が、中華統一を成し遂げるに至った、その道筋を辿ります。

第2章 統一王朝の誕生~始皇帝の時代
紀元前221年、秦の嬴政は遂に東方の六国すべてに打ち勝ち、史上初めて中国大陸を統一します。嬴政は、それまでの最高の地位であった「王」を超える称号として、新たに「皇帝」を名乗ります。”始皇帝”の誕生です。
わずか十数年のうちに秦王朝は滅亡しましたが、始皇帝の墓に眠る等身大の兵馬俑や、万里の長城といった遺物は、今なお我々の興味を惹いてやみません。本章では、これらの空前絶後の奇観を作り上げた、始皇帝という絶大な権力者とその時代を紐解きます。

第3章 漢王朝の繁栄~劉邦から武帝まで
紀元前202年、漢の劉邦が西楚の項羽を破り、再び中華を統一しました。秦の旧都・咸陽の廃墟の上に長安城を立てた漢は、行政においても秦の制度を引き継ぐことで、古代中国における一つの黄金時代を築きました。
西暦8年には、王莽が政権を奪って新を樹立しますが、25年には漢王朝の皇族・劉秀が光武帝となり、漢王朝を再興しました(後漢)。本章では、220年に後漢が滅亡するまでの、およそ400年続いた壮大な漢王朝の繁栄の秘密を明らかにします。

サイトより


中国の古代の歴史が追えるような内容になっているし、展示品も約200点、説明も詳しいので、興味のある方にはとても貴重な展示かもしれない。
個人的には、あまり価値が分からず、ささっと通り過ぎてしまうものが多かったが、写真を撮れるエリアも結構あって、それなりに楽しんだ。

一辺にたくさん見ると圧倒されるけど、1体ずつ見ると、どこかユーモラスな表情。
旬さんの記事を読んだので、じゃんけんしているかどうかも、気になってしまった。(笑)



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