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赤ちゃんの産まれ方、 ほんの少々体得しました

ある体験を、我が身を呈してしました❣️
何の自慢にもなりませんが。

『ただでは起き上がるまい❣️』と、
構えるところがややセコイですが、
『現代版サンバの意地』を発揮して、
今回の記事にしました。


我が身を呈して、というのもただの不注意。
下手をしたら入院モノ。もっと運が悪かったら、サヨウナラ、だったかもしれない体験でした。ただの失敗、ドジリました。
先日、踏み台を踏み外し転けたのです。

見事に肋骨が二本、やられてしまいました。

(実は、私、2回目でした、、。10年前にもヒビを入れた経験がありました。曖昧な記憶を辿ってみたら。)デモ、今回で分かった事「ヒビ」と「ポキン」とでは、かなり痛さが、違いますね。(本人だけの感覚?かも)

まぁ、
こんな事を体験する必要は、ないのですが。
取り敢えず、『ただでは、起きまい❣️』と、決めて、受傷18日朝から、この四日間での学びをサンバ視線で報告してみます。

赤ちゃんが、
(子宮の中では「胎児」といいます)

この世に産まれ出る時、誰もがたった一度。
『生涯一度きり』の大冒険を経て産ぶ声を
あげて、登場するのですが。
       (こんな生やさしい言葉での  
        表現では、助産師として、
         少し恥ずかしく、また、
          正しくありませんが)殆どの赤ちゃんは、生きるか死ぬるか⁉️の正に、命懸けの大冒険で、お母さんの産道を経て、産ぶ声をあけるのですが、


🌼どうやって、生まれ出るのか⁉️どんな風に自らの身体をくねらせ、よじらせ、曲げ伸ばし、歪な形態の産道(骨盤)の硬い骨の間をすり抜けて、進んでくるのか⁉️
🌼陣痛の強い圧迫に耐え、身体中を締め付けられ締め上げられるような試練をモノともせずに産まれて来れるのか!
しかも、何処にも擦り傷一つつけずに産まれ出てくることができる赤ちゃんの凄い能力、怖ろしいぐらいの素晴らしい能力には、感動以外、言い表せない言い尽くせないと思います。正に『畏敬の念』を感じずにはいられません。

🌸良くもあの小さな身体で、
骨の無い軟体動物並みの柔らかさと真逆の様な強靭な弾力性、柔軟性などの巧みな組み合わせによる適応能力と
大人なら決して不可能な血液の遮断状況下にあっても生き続けられる能力(可塑性)を
持って、
死ぬかもしれないような試練に
耐えて続けて産まれ出てくるのです🌸

呼吸を始める前の段階なので、正しい表現ではないかもしれないが、何度も何度も息を吹き返えす能力(可逆性)を活かし、筋肉と板状の歪な形の骨から構成された産道(子宮内から搾り出されるように産まれ出る事。
コレこそがヒトの出産の三段階からなる実態『産まれ出る』ことなのです。


🌼そして、今回の私のやらかした受傷体験で、

直感出来た赤ちゃんの産道を通る時の身体能力の一部、『身体の適正な体勢への動き』を言葉にしてみたのです。

現在の私は『一動作をする度に(動かし方)』によって、飛び上がるほどの痛みを体験する中で得た実感が、
正に、出産の時、赤ちゃんが感じている感覚なのではないかと直感したのです。
全く、無駄のない動きとは、、、。

おそらく、
赤ちゃんが受けるであろう様々な試練を
総合すると

🌸『どこまで自然体であり続けられるかどうか⁉️』
または、
🌸『限りなく自然体で居られるからこそ、何の操作、何の医療介入無くしても、
自ら産まれて来られるのではないか⁉️』
ということなのです。

要は、肋骨の骨折の様に、
時間をかけて、
できるだけ安静に保つ
という治療法とは、
どうやったら痛みの少ない状況で
居られるかを手探りすることでした。

例えば。
今回は、右側肋骨を受傷しているので、普段、左側を下にして、傷に、体の重さの負担がかからない様に寝ています。

「起き上がる時』(左側下に寝ている状態からの起き上がり)
🟢左向きで寝ている場合なら、
①身体(右半身)をもう30度位伏せ込むように
左側に掛けてみる。
②右手をベット上の安定した所に置き、下になっている左腰を数センチ奥にいざらせる。
③もう一度、同じ事をして、
身体がうつ伏せ近くになったら
④下になっている左腕を後ろに抜く。
(痛む時は、身体の角度をもう少し深くする、或いは、右手のついている位置を身体に寄せて、支えにすると良い)
⑤足は、
左脚が下にきている事を確認して、
(上側の右脚を身体下へ伸ばしながら)
上に引き上げ胸の近くまで(腕で抱えられるぐらいの位置に)ベット上の高位置に置く。
⑥身体をくねらせる様に腰を上げ「しなだれる様姿を保ち」そのタイミングでゆっくりと伏せたまま。軽く呼吸する

⑦ゆっくりタイミングを図って、
『右手、額、左肘』の順に力を入れて身体を持ち上げていく。

⑧右手のつく位置を上から、順次、額の前、胸の下の下げつつ、左肘を伸ばし、手のひらの支えに変えていく。呼吸を忘れずに❗️
(痛みそうになったら動作を止めて一呼吸入れる事を忘れずにすると良い)
⑨額がベッドから離れうかせられるようになったら、左手の支えを意識して肘をゆっくり伸ばす。

⑩身体が完全に起き上がると右脚がベッドの外にきてしまうと、その重量が重さになり、痛みを伴うので、膝を折ってベッド上に引き上げるのを忘れずにしてください。

🌸この瞬間🌸
身体がどうなっているのかを客観視して観察してみた時、
コレが、
赤ちゃん(胎児)の産道での動きなのだと
直感出来たのです。

この『よじりひねり体勢への動き』は、
正に、
何かに身を任せて、
自分自身は全く力が抜けている瞬間だったのです。
自分の身体の重量をほぼ感じずに
起き上がれたのです。

私の個人的な解釈による
「赤ちゃんの産道圧に耐える動き方」の解説でした。

以下、
『ヒトの出産の三段階からなる実態
『産まれ出る』こと』についての
開業助産師前田弘子の個人的な
感想、見解の解説です。

関心のある方は、読んで頂ければ、
うれしいです。
出来るだけイメージがつき易いように
工夫したつもりで解説してみました、

まずは、
❶子宮の頸管部:一番狭く、収縮力が強い為、通過しようすれば、最強の締め上げられるような体験を経るという試練。続いては、その先に続く、長さ7〜10センチと計測される「膣」へと絞り送り出される。
❷子宮から膣:此処は、外界への通過点。
いわゆる、子宮内の無菌環境から、一気に、外界の雑菌、だけでなく有害な病原菌なども生息する、外の世界への登竜門を抜けなくてはならない。
    しかもその間、何度も何度も陣痛に
      押され締められ、歯がいじめに
     されるような試練を伴いながら。 
  ただ狭い、ただ窮屈というだけでなく、陣痛の周期的な締め付けに、更に
プラス 母の陣痛の苦しみの中、
思わず加わってしまう「怒責」(イキミ)が
より強い圧迫をしてくることが多い。

この『怒責』という、お産の最終段階で母から発せられる、出産を加勢するはずの力は、時として(タイミングを外すと)母自身の身体(子宮〜頸管〜膣という一連の産道という通路)を裂き破ってしまうことも有るのです。

そして、いよいよ、外界へ。
❸会陰部(エインブ):正に外界への登場❣️
そこは、母がオシッコをする出口(尿道)と、赤ちゃんが登場する出口(膣)と、母のウンチの出口(肛門)の三つの排出口が、縦に並ぶ平坦なとてもデリケートなところ。
女性の身体の一番底に当たる部分で(会陰:エイン)という、少し表面上は見にくい場所なのだが、完全に外の世界、外界なのです。

こうして、
胎児のトツキトオカの世界からの脱出⁉️
現世への登場の為、命懸けのプロセスを
踏んで産まれ出てきてくれるのです。

赤ちゃんは、
そして、
現代社会で生きている、
多くの人(現実的には帝王切開での登場以外のヒト、全てのヒト)が、
このプロセスを体験しているはずなのです。

凄いですね、素晴らしいですね。
人間って❣️類人猿、哺乳類の仲間って❣️

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20220818受傷から5日目の朝にヒロッペ

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