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黄砂の日に論文に出会う。

  昨日、車は黄砂で汚れこれもまた春の訪れを感じさせるものとなった。僕は、一本の論文を読むのに集中していた。それは、その研究者が長年取り組んできた研究そのものの位置づけと意味合いそして研究方法の創造について苦悩とも言える論述を展開しているものであり、とても興味深く読めた。
 研究者が、長い年月を掛けて苦悩するその姿にもとても好感がもてるもので、確かに、その分野における、位置づけ意味合い、研究方法の創造は研究領域として生き残りのために大切なのも論考のなかで論じられた通り理解した。
 さて、そのように論文を読んでいる内に黄砂で車が汚れた訳だが車に降り注いだ黄砂を見ると結構酷い黄砂だったように思う。僕はワイパーを動かしフロントガラスについた黄砂をよせて車を走らせた。近くのグランドで少年野球をしている。春の日差しのなかで何処か眠気を誘って、ボールが空に吸い込まれていった。

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