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大人になるということ

つい先日、誕生日を迎えた。
20代も半ばになり、ちゃんとした大人と呼べる年齢になってきた。

しかし、なかなか大人としての自覚は芽生えない。
自分が子どものころに思い描いていた大人とは程遠い。
いまだに漫画に夢中だし、仕事などの提出物はぎりぎりになるまで手を付けない。
子どもの頃の夏休みの終わりのころには、大人になったら計画的にできるのかなあと思っていたが、そんなことは全くない。

ましてや、大人になったのに愛の意味なんかいまだに全く分からない。
最近はこれでいいのかと危機感すら覚える。

しかし、そんな僕でも最近大人になってきたと感じることがある。

それは、外食をするときのことだ。

牛丼屋にいけば、紅しょうがを結構入れる。回転ずしに行けば、ありったけのガリを皿に盛る。テーブルに七味があれば、笑顔でなんにでもかけてしまう。

そう、子どものころに見ていたおじさんたちの食べ方になっているのだ。

子どものころには、おじさんたちは、なんであんなに紅ショウガやガリ、七味などを入れるのだろうと思っていた。
それが今、まさにそのおじさんたちと同じことをしている。

わかっていてもやめられないのが、しょうがないところだ。
これが大人になるということなのかと最近は考えている。

これからも紅ショウガ、ガリ、七味の量は増えていくだろう。
それが大人になるということだ。

いつか紅ショウガ、ガリ、七味の量が増えきったとき、
僕は愛を知るのだろう


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