目覚めたらコウモリがいた話
2年前くらいかな?
目覚めたらコウモリがいた。
*
朝起きると、「キー、キー」といった感じの高い鳴き声のような音を聞いた気がした。気のせいかと思ってカーテンを開ける。
窓を開けて雨戸を開ける。
すると、さっきまで真っ暗で見えなかったが、開く側の窓の前、窓台の一番左のすみっこに、小さく丸まった黒い何かが見えた。
私は仰天して、「なんじゃこりゃ?!」と思った。
でも全然動かないソレをよく見ると、やはり黒くて丸っこくて、毛が生えている。背を向けているので顔は見えないが、それはコウモリだった。
小さなコウモリさん。種類はアブラコウモリとかだろうか。
バイ菌だらけとかフンをしまくる害獣とか言われて割と嫌がられている彼らだが、見てみると普通に可愛い。すみっこで丸まったまま動かない。
とりあえず触らずに、網戸を開けて外に出られるようにしたらすぐにどこかへ飛んで行った。
コウモリは臆病で大人しい生き物だが、私も臆病で大人しい生き物なので触る勇気がなかった(笑)
小さな声でキーキーと鳴いていたのはあのコウモリだったようだ。
窓台にいた個体はココウモリの一種で、彼らは超音波を出して周囲を探る(これをエコロケーションと呼ぶ)。鳴き声について調べてみたところ、人間に聞こえるような声で鳴くことは基本ないが、危険を感じた時には人間にも聞こえる声で鳴くことがあるらしい。
つまりコウモリさんは怖かったのかな。
私もめちゃビックリしたよ〜。
でも本当にどこから入ったのか謎。
後にも先にもコウモリが来たのは今のところこの1回きり。
飛び回ることも音を立てることもなく、一晩中気配が全くなかったのでいつから居たのか分からない。夜行性だから夜に虫を追いかけて入ってきたとか?でも、いたら雨戸閉める時に気づくくない?別の部屋から来たなら、わざわざカーテンをくぐって窓台に乗ったのかい?謎だなぁ。
今思えばフンをされていなかったのが幸いだった。
害獣になることもあるけど、普通に大人しくて小さい可愛いコウモリでした。今も元気にしているかな〜?
☆おまけ☆
自然災害で保護されたオオコウモリの赤ちゃんが、一生懸命フルーツを食べている映像が可愛すぎて惚れた。
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