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たとえ「お金にならなかったとしても」の真実。


みなさま、こんにちは!
69歳、YouTuberの良子です。

地元の秋田で水害があったり、東京は38℃の暑さで、落ち着かない日々を過ごしておりました。

本日はYouTubeのウラ話について、お話したいと思います。

私は2022年の11月にYouTubeを始めました。きっかけは、次男の「お母さん、YouTubeやってみたら」のひと言があったからです。

その前に、東京在住の長女と一緒にオンラインで互いに「片付け」をして、LINEで片付けの報告会をしていたのです。どちらがよりキレイにできるかを競うように片付けていました。

2022年11月にYouTubeを始めるときには、キッチンを片付け終えていましたので、直ぐに料理エッセイYouTuberとして活動できる準備ができていました。いつでもスタートできる状態だったわけです。

YouTubeを始めたころの私は泣かず飛ばすで、再生数は3回、登録者数は一桁でした。次男や長女が心配をして、それぞれのSNSで登録者数を募ってくれて、ようやく20人、いくか、いかないくらいで……、まあ、ズブの素人の田舎に住む主婦の発信ですし、こんなものだろうと半ば諦めていたのです。

それが、自分の心の内をさらけ出す動画を出したらヒットし、登録者が1000人超え、既定の総再生数を上回り、2023年2月、収益化に至りました。大変、ありがたいことです。

そして、現在のYouTube再生数は波がありますが、数百回再生に留まっています。月ごとにYouTube収益が出るのですが、月4本だして、ひと月、数百円の収入。一杯のお茶代くらいです。

少し飽きてきていませんか? もう少しだけ、お付き合いくださいね。

私が伝えたいことは、私が現在稼いでいるお金は、わずか数百円です。ほとんど、お金になっていません。けれどね、とってもいいことがあったんです。

YouTubeを観た義姉から連絡がきて「良子ちゃん、あんた、そんなに苦労していたんだね」「尊敬する」「良子ちゃんは、私の誇りだ」と私を褒めたたえる電話をくれたのです。

思わず電話口で泣いてしまいました。

私がYouTubeを始めていなかったら、そのメッセージは一生、知らないままだったでしょう。自分が苦労していることは親戚には知らせていませんでした。むしろ、心配かけまいと思い、ひた隠しにしていました。どん底のときや辛いことがあったときというのは、他人さま、ましてや、親戚には言えないものですからね。

幸いにも現在は、同居している長男や次男に支えられて生活が出来ています。夫も存命ですし、孫たちに囲まれて幸せに暮らしています。東京在住の長女も、マメな性格で電話やLINEをくれるので、寂しくはありません。

私は恵まれています。

優しい家族に囲まれて、料理をする体力もまだあります。家族から感謝もされています。私が作る料理をいつも「美味しい」と言って食べてくれます。

そして、YouTubeを始めたことによりオンラインでお友達が出来ました。私が発信する度に、コメントくれる優しい方がいらっしゃるのです。温かなコメントに何度も救われました。

私がね、こうしてYouTubeをしたりnoteで発信出来るのは、私の生活を支えてくれる家族が居るからです。生活を支えてくれる長男、次男、「東京に行ってきていいよ」と快く送り出してくれたお嫁さん。

YouTubeをやりたい、noteをやりたい、やりたいことができるのは家族が支えてくれているからです。このnoteだって、長女が登録してくれて始めることができました。

ときに、発信する苦しさも知りました。

料理を紹介するときは、何を作ろうといいつも悩みます。ネタが思い浮かばないときもあります。先日、東京のチームラボ豊洲に行ったときの動画を出したら大爆死! 今まで発信した中で1番不評でした。やはり私は料理エッセイYouTuberだったようです(笑)。料理をしながら、おしゃべりするのが私の良さなのかもしれません。

世の中でよく言われているメッセージがありますよね。

やりたいことをやろう
自分の得意を仕事にしよう

それを実現するには、「お金」との関係は切っても切り離せまん。私が好きなことをできるのは、生活を支えてくれる家族がいること、65歳を超えいて、年金暮らしだからです。だから、たとえYouTube収益が月に数百円だとしても活動できています。

お金に苦労した私だからこそ言えることがあります。やりたいことをやろうと思ってもお金の不安がある中では実現がむずかしいということです。生活というのは、お金がかかります。食材、日用品、光熱費、スマホ代、色々かかります。もしも、生活するだけで精一杯ならば、やりたいことやる余裕はありません。やりたいことができる環境にあるということは恵まれているのです。ここにいるnoteのみなさんも恵まれていると思います。noteを発信できているのですから。

発信するというのは、ゼロ→1を生み出す作業です。何もないところから生み出すのはラクではありません。私みたいに大爆死動画を作って失敗することもあります。ただ、もしも置かれている環境が発信出来る状況ならば、そんなにも恵まれていることはないと思うのです。

最初に書いたように、お金という経済的な不安がある状態では、発信はむずかしいです。発信というのは、直ぐにお金にはなりませんから。数ヶ月、数年、芽が出るまでタダ働きする覚悟も必要です。

賭けのような不確かなものです。それでも、私は、あなたに発信を勧めたい。なぜなら、心の底から「やって良かったな」そう思えるからです。

行動しよう

そんな言葉もよく目にします。私が伝えたいのは「行動する」に至るには先ずは「興味を持つ」必要があるということです。私の兄は79歳なのですが、「YouTube始めたよ」と伝えたら、「YouTube? なにそれ?」と言われてしまいました。興味を持つにも、先ずは知らなければ始まりませんね(笑)。

現在、私が暮らしている秋田では大雨により大災害が起きています。長男や次男は無事ですが、水害のため、仕事に支障が出ています。大丈夫かな……と心配しています。誰かが苦しい立場になったとき、支えになれないかをいつも考えています。私がこうして発信することで、微力ながら家族の助けになれないかといつも考えています。69歳、ご老体ながらも「お金を稼ぎたい」という欲望があったみたいです。家族の助けになれるくらい活躍することが私の夢です。そして、より輝く70代をおくりたいです。

2023.7.17 良子




#エッセイ部門

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