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黄金道路 #8

 以前、えりも町の大西正紀町長から、襟裳岬周辺の状況をお知らせ頂いた。

 「黄金道路」は今は舗装された道路で、広尾町から庶野間はほとんどの区間がトンネルや覆道ふくどうとなり、自動車道路としては北海道一長いトンネル(4941m)もあり、昔のように海岸線を望むことが、難しいと述べられていた。
 
 目黒(北海道日高地方)ご出身の大西町長は、若かりしとき、そろばん道路といわれた砂利道の黄金道路を通学していたと思うと、懐かしさが込み上げてくると述懐しておられた。
 また、町長が心配されていることは、近年日本海溝や千島海溝での巨大地震の発生率が高まり、その地震に伴い、予想される津波の高さが23~28mにもなるだろうと国から発表されたことだという。

 海岸線を通る国道は一本のみであり、その国道に被害が出た場合は、えりも町が長期間に亘って陸の孤島となってしまうことを大変憂慮されている。
 フンコツ(白浜)にいた頃の早朝の津波を経験した私にとっては、他人ひとごとではない。

 大西町長からは大変嬉しいご報告も頂いた。
 その一つは「日高山脈襟裳国定公園」の国立公園化の計画
 二つ目は「襟裳岬百人浜緑化事業」の映画化の計画である。

 フンコツ出身の私にとっては、非常に嬉しい。
 今後のえりも町の益々の繁栄と、大西町長の益々のご活躍を、と、エールを送る。

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