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書くことは調理に似ていると思う

10月は仕事が忙しい。
自宅が仕事場なので、半月以上缶詰状態になっている。
唯一の外出は徒歩5分ほどのスーパーくらい。
買い出しからの帰り道、空を眺めては、渡り鳥たちに羨望のまなざしを向ける日々が続いている。
「どこかへ行きたい」
そんな想いを抱きながら。

私は旅が好きだ。
サラリーマン時代も休日はカメラを片手に方々へ出かけていた。
そんな人間にとって、軟禁状態は大きなストレスになる。
このもどかしさをどこで発散しよう。
悩んだ末にたどり着いた答えは、創作と空想の世界への小旅行だった。

小さい頃から読書は好きだし、空想にふける癖もあった。
さらに、Noteを始めたきっかけは友人の小説を読むことだが、昔から自分でも何かを書きたいという衝動を持っていた。
在宅ワークなので自分の時間は取りやすい。
であれば、これは好機だ。
いっちょ念願の小説を書いてみるか!
そう思い立って筆をとってみたが、なかなか思うように進まない。

始めてみて感じたのは、物語を紡ぐのは料理に似ているということ。
書きたいという衝動は火。
ただ、火だけでは料理は完成しない。
材料、切り方、味付け、etc……
色んな行程が必要だと痛感した。

おそらく、高級料理のような作品は作れないだろう。
ただ、安心して食べられて、ふとした時に思い出す、そんな懐かしい味の料理に似た作品にしていきたいと思う。

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