難しく考えなくていい

苦手なことが多い。
致命的にできないことは、運動だ。
通っている事業所の運動の時間も、ひとりでみんなの足を引っ張っていることがある。
(チームを組んだゲームなど)

球技もできない、鉄棒もできない、走るのも遅い。
学校体育で1がつかなかったのが不思議なくらいだ。
(ずっと2だった)
小2の頃だろうか。
逆上がりをみんなができるようになるまで、体育の授業は逆上がりだった。
わたしはひとりだけ、とうとう最後まで逆上がりができなかった。
先生は言った。
「難しく考えなくていい」

この、難しく考えなくていい、という言葉は、わたしがなにかを理解できないとき、度々言われてきた言葉だ。
けれどわたしは言われる度に思う。
「難しく考えてない。
難しく考えようが、シンプルに考えようが、できないものはできない。」
そう。
わたしは、運動など苦手なことに関しては、致命的に能力がないのだ。

ちょっと苦手、そんくらいのことならわたしは努力でカバーする。
実際わたしは努力家だ。
けれど、致命的にできないこと、それはもう仕方がない。
最初から諦めているわけではない。
ただ、どこをどうしても、できないものはできない。

センスのある人がうらやましい。
体を動かすセンスのある人がうらやましい。
けれどわたしはそうは生まれなかった。
だから、運動神経など必要ない筋トレ、プランクとリバースプランクとサイドプランクを今日も済ませよう。

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