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今さらだが年収700万円ブッチして地方公務員を早期退職してもうた理由

本当に今さらで申し訳ないんですが、タイトル通りのことを書きます。
自分は2023年3月末に地方公務員を早期退職しました。

それから1年経過したので、いい加減そろそろ、31年間勤め上げた地方公務員であった自分が、50歳で早期退職した理由を包み隠さず言っちゃおうと思います。

う~ん、そうは言っても、簡単な話じゃないんですけどね。
長くなったらゴメン。


1.何となく、早いとこ仕事を辞めたいとは思っていた

もうこの仕事、18歳の頃からやっていたんですけど。
我々「初級」行政職員というのは、高卒でも試験に合格すれば勤まるんです。
高卒の公務員っていっぱいいますねー。

いろいろな職場を体験しましたが、良いことも悪いことも両方ありましたね。
最悪な時期も何度かありました。

人間関係で悩んだり苦しんだり。
仕事を失敗して、リカバリーするのに苦労したり。

何となくですが、この仕事、一生続けるのは嫌だなと思っていました。

早いとこ退職して、隠居生活に入りたいなあ、などと薄ボンヤリと考えていました。

2.そんなに貯め込んでどうするんだ、死んだら使いようがないじゃないか

はっきりと早期退職を意識し始めたのは30歳になるかならないかの時ぐらいでした。きっかけは次章3に記載します。

それまで貯金して、それなりの資産を構築していました。
というか、単純にお金を失う恐怖というのが、何故か若い頃からありまして、使わなかったので結果としてストックが増えただけ、とも言えます。

しかし一体、何のためにこんなに貯め込んでいるのか?
わからなくなってきました。

でも一番有益で素晴らしいお金の使い方を、自分は知りません。

稼いで貯め込んで、いきなり死んでしまったら元も子もありません。

つまらない死に方はしたくない、そんなことで人生を棒に振るのはゴメンです。

人間いつ死ぬかわからない、死んだら稼いで貯め込んできたお金はどうなるのでしょう。墓に持っていけるわけじゃないし。
何のために頑張って仕事を続けてきたのでしょう。

想像すると何だかすごく腹が立ちます。

例の、皆さん大好きな、紙に1とかゼロとか印刷されたやつ(日本銀行発行による例の、「券」のこと)をコレクションする不毛なゲームから、いい加減脱却しないといけない。

わかってはいましたが、現実的な早期退職の手段というかプランがボンヤリとして明確にならず、生活のため安定収入を失うわけにもいかないので、仕方なく仕事を続けてしまいました。

が、実はずっとそのことを考えていました。

3.一冊の本との出会い

「マネースマート」という本については、今おそらく中古でしかお目にかかれないでしょう。
今考えると、これが全てのきっかけだったと言えます。
どんな本か簡単に書くと、

  • それほど厚くない本

  • 2002年出版

  • 内容的には、物語風のお金に関する教育本

  • 女子大生が主人公で、お金に縛られない、お金に支配されない自由な人生を手に入れるまでのストーリー

  • ロバートキヨサキ「金持ち父さん貧乏父さん」についても出てくる(俺はこれで知った)

  • 主人公はいろんな人をメンターにしてお金に関する知識を身に着け、実践していく。

  • 早い話お金を稼ぐために働くのではなく、お金に働いてもらって自動的にお金を生み出して、自分は自由を手にする、そんな流れ。

  • 最終的に主人公は知り合いのビジネスに直接投資することによって、そこから生み出される収入額が生活費を上回り、そこで「ゴール」となる。

  • 投資から生み出される収入額が十分あるので、好きなことをして生きていけるようになる。そういう結論。

ちょっと待て、
これとんでもなく大事なことが書かれているぞ

自分は、ほぼこれで「開眼」したと言って良いです。

定年退職するまで一生の大半を労働する以外の生き方があるんだ。
急~に毎日働いているのがアホくさくなってきました。

それから投資やマネープランにかかる本を山のように読み漁り、ファイナンシャルプランナーの資格も取りました。

30歳前でついに資産が1000万円を超え、もしかしたらこれはイケるんじゃなかろうかと思いました。

その当時急に流行りだしたネット銀行にメイン口座を作って、本格的に資産運用の勉強を始めます(ネット証券会社が一般的になるのはこのだいぶ後のことです)。

そして具体的にあとどれぐらいで早期退職できるか計画を練り始めたのです。

・・・それから21年かかってしまいました(笑)


続きます!

やっぱり長くなってきたので、以降は後編に続きます。
と言っても次は、つまらない愚痴みたいな話です、忙しい人はいちいち全部読まなくても良いと思いますよ(笑)

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