お盆の予定

世の中はお盆休みでしょうか。

自分は日々福岡ライフを満喫しています。

仕事は21日の週から始めることにしました。

福岡来たばかりですし、お盆に帰省する予定もありません。ある人に指摘されたのがきっかけで、祖父母の墓前にも、関東を発つ前に挨拶してくることができました。

ぼくのお盆休みの予定は、といえば…。

明日から、高校時代からの腐れ縁の友人が福岡に来るようです。

3泊4日位していくのかな?彼の考えることはよくわかりません。

一ヶ月程前から、彼は「お盆、どうせ暇だし青春18切符買って、鈍行で2日かけて福岡行くか~」とほざいていました。ぼくも「へ~おもしろそうだね~、随分と暇だね~」と気軽に返していた。

そしたら本当に今朝の始発から乗り継ぎ乗り継ぎ、鈍行で岡山まできたというではありませんか。

彼とは2週間前にも会っている。なんなら何の因果か、ぼくが八王子市民だった頃に住んでいた部屋、つまりぼくの旧居に彼は3月から暮らし始めている。同じマンションの一室ではない。本当にたまたまだが、ぼくが空けた部屋に彼は引っ越したのだ。

友人はしばしば、「新居祝いしてくれよ」と言ってきた。ぼくはその度に「お前の新居、俺の旧居なんよ!笑(だから、新居祝いする気になれないよね)」と言い返した。われわれは、このネタをこすり続けた。個人的には今でも鉄板ネタだと思っている。

ぼくが神奈川県民になってからもわれわれはご近所だったので、しょっちゅう顔を合わせていた。7月は週一位のペースで会っていたのではないだろうか。今月頭には彼もついに三十路に突入したらしく、感傷に浸っていた。村上春樹の『ノルウェイの森』が大好きなその腐れ縁の友人にぼくは思わず、「君なら30歳じゃなくて、28歳になれるよ」とLINEしていた。

そんな「日常」に溶け込んでいる腐れ縁の友人が、福岡に来る。

ぼくは福岡という遠い土地にわざわざ越してきたはずなのに、「関東での日常」がぼくを追っかけてきた、そんな気分。

そんなこと言って、嬉しいんじゃないですか?と人から言われたけど、正直、反応に困っている。けどなんだかんだで、あいつと過ごすならレンタサイクル乗り回すのが楽しいかな~とか、最近投函されていた宅配ピザの特売チラシを保管して、彼と過ごしている時に出前とったら楽しいかな~などと考えをめぐらしたりしている自分がいる。それは認めざるを得ない。

なぜなら彼は、移住後ぼくが迎える「来福者第一号」だからだ。

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