中学生

現在、もう母と会うことはない。


結局は捨てられた。


見区切られた。




新しい登場人物

■母の彼氏「Y」バツ1子持ち(姉妹)/現場系の社長



私達家族は一軒家に住んでいた。

学校の目の前に建った家で

幼稚園のときは何もかも順調で 漫画の幸せな主人公みたいだった。




母は、属にいう魔性の女で

見た目は華やか

ベティーちゃんとか峰藤子ちゃんみたいな雰囲気+童顔にした感じ


自己愛が強いところも
男の人を魅了したんだろうな



父は幼稚園くらいまで家にいたが、小学生くらいで出張といってほぼ家にいなかった。


帰ってきても玄関先ですぐ出張といって出ていく



ママ友会の帰りに寄った和食屋さんで
ぜんざいを食べていたらパパと離婚したと言われた。小2頃



小学高学年には母の彼氏「Y」がよく家に来るようになった

2階の自分の部屋にいた私

母の泣いてるような声が聞こえる

急いで階段をかけおりたら


リビングの椅子でヤッてた。






別の日

夕方インターホンが鳴る

バットを持た父が写ってる

家のガレージにはYの車が停めてあった



母「じゃあどこ行くのお金もないし子供もいるし」
父「風俗にでもいって働け」「お前ら全員野垂れ死のうが知らん」
「出てこい」

聞こえたのはその位
わめきすぎて何言ってるのか分からなかった。


家族3人逃げるようにYが借りた
事務所近くのマンションへ引っ越し






私は中学生になり
Yはさらによく家に来るようになった

「○○ちゃん見て」「○○ちゃん、キモい?」

ハグしたりキスしたりするのをいちいち見せてくる。


母は、母親の尊厳を捨てた様なうっとりした顔でこっちを見てた。


中学生に入ってから母のネグレクトが酷くなり
親子らしからぬ上下関係ができた

Yと4人で外食へ行くことも増えたが、
一緒にいて家族と思われるのが嫌だったので
楽しくなさそうな顔をしてると

Yがトイレに立った瞬間、母の顔が変わり
ゴミをみる目で睨まれた


ので
一生懸命愛想よくした。





私にとってたった1人の親、
私は母を嫌いになることはなく、いつだって甘えたい自分のまま。





Yがいる席での母は優しく、学校どうだった?と聞いてくれたりして
内心嬉しくて舞い上がってた。



Yと上手く行ってない日は私に当たる

まぁ何かなくても叫ぶように名前を呼ばれ、説教されるので

自分の部屋から出たら、出来るだけ顔を見せないようして、体を小さくして覇気を消した。


まぁ捕まるけどね。




母は人の気持ちが分からないのだと思っていたけど、逃すまいと私のあらゆる対処法も見抜いてた。


ある日、学校から帰ると体調が悪くて
私は自分の部屋でぐったりと横になってた

張り叫ぶ声で私の名前を呼んだ母。

すぐ応答しないと、それも加算して怒らせる事になる

慌ててリビングへ行き、「呼んだ?!」ときくと


「は?呼んでないわ」

と言われた


私は部屋に戻ってまた横になった



すると今度こそ聞こえた!


またヤバイとおもって
リビングへ「よんだ?!」って聞くと

鬱陶しいから姿を見せるなって勢いで
「呼んでないわ!!」って怒らせた



今思えば幻聴だった。

ハッキリ聞こえた。


学校の階段を上がってると、自分の後ろ姿が斜め後ろから見えるようになった。

今ググったら解離性同一性障害ってやつになってたらしい


その時は精神疾患なんて言葉も流行ってなかったし、
自分がそうだなんて知る由もなく


ほぼ毎日続く罵倒や人権否定に、精神がどんどん蝕まれていった。


そんなある日、ある男の人と出会った。









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