11月の始まり
今日から11月。
今年もあと2か月となりました。
朝晩の冷え込みも少しづつ厳しくなってきて、コタツにエアコンも稼働し始めました。
(何しろ寒さには非常に弱いので)
季節の変わり目はどんな人でもココロが不安定になるモノですが、特に冬から春、夏から秋の変わり目はココロの不調を訴える方が増えて来ます。
また昭和生まれの私からすると、この10数年は季節の変わり目が極端になって来ていると感じられて、そのせいかこの数年は急激な体調不良からココロの病になってしまう方も増えているように感じます。
それに加えて新型コロナの影響もまだまだ続いているため、心療内科や精神科も予約が2か月先まで取れなかったり、初診お断りという病院も出て来ていると聞きます。
昨晩の渋谷の様子などをニュースで観ていると、コロナ以前のそれに戻りつつあると思いますし、政府も「屋外ではマスクを外しましょう」と宣伝し始めています。
ですが一方で「今年は忘年会を開催しますか?」というアンケートでは6割以上の企業が「開催しない」と回答し、開催すると答えたところでも「4~5人の少人数で」と答えたそうです。
カウンセリングを必要とされる方は元々、そのココロに不安を抱えているわけですがここ数年の世の中の流れに慣れてしまい、ニュース等で「感染者が増えています」といった話題を見るとそのまま「外出自粛しなくては」と自動的に自制してしまう傾向がある、と感じています。
一度作り上げてしまった「思い込み」はなかなか消えない。
ココロの働きとして正常ではあるのですが、必要以上に自制してしまうことでより不安を増やしてしまっている結果となってしまってもいます。
実際、ここ数日はまたじわじわと感染者数が前週の同じ曜日を上回っている、というニュースが流れたとたん、予約のキャンセルが増えてくることからもそれが分かります。
本来ならそのような不安もしっかりとカウンセリングの場で吐き出して、ココロを少しでも楽にしていくことが大切なのですが、未だに「外出すると周りの目が…」と気にしてしまうことで必要な外出もしなくなり、不安を独りで抱え込んでしまう方も多いんです。
いわゆる「同調圧力」のようなモノが気になるのだと思いますが、それは少しづつ変化して来ていることも知っていくことが必要なのかな、と思います。
今年の悩みは今年の内に。
穏やかな年末年始を過ごすためにも、今から備えて欲しいなぁ、と思います。
頂いたサポートはカウンセリング普及活動などに使わせて頂きます