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でも・けど・だって その後に…

カウンセリング場面に限らず、これらの言葉って日常会話の中でよく出てくるワードです。

でも・けど・だってといった言葉は何か、自分を否定されたり怒られた時など自分がその相手に対して、自分がそれに応じられない理由を説明しようとする際に出て来ます。

例えば「何でそんなことも出来ないんだ」と言われた時、そこには言われたことが出来ない自分が居ます。
そこでまず出来ない事を謝罪したりします。
その後、その出来ない理由を説明する時に「でも・けど・だって」というワードを使います。

ですがこれって『出来ない自分』を正当化しようとする言葉が続くため、相手には言い訳と捉えられて「屁理屈言うな」などと言われてしまい、余計に自分が傷付く結果となってしまいます。

ということはこの「でも・けど・だって」が出て来たらそれは、自分にとっての課題が課された、ともいえます。

そこでこれらのワードが頭に浮かんだらそれを口に出すことをいったん止めて、考えてみることをお勧めします。

なぜ自分にはそれが出来ないのか、自分が出来るようになるためには何をすれば良いのか、その中ですぐに取り掛かれるものはあるのか、など。

急ぎの事であれば出来る人に頼むとか手伝ってもらう、或いは「覚えたいので教えて下さい」とか、または自分で出来ることがあるのなら「○○を頑張って、出来るようになります」など、その時に「自分が出来ること」を考えてそれを相手に伝えるようにしてみると、重ねて自らを傷付けることは減っていきます。

これは決してその場を乗り切るためとか、問題を先延ばしにするのではなく、その時々の自分が出来ることを出来る限りする、その姿勢を伝えることで周囲との人間関係を円滑にするための方法です。


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