昨日のニュースより
昨日も呟いたのですが、改めて…
昨日のニュースを観ていたところ、20代の女性の自殺者が増えている、という話題を取り上げていました。
「女性の自殺者が2年連続増加 女性へ支援を「重点施策」に 厚生労働省」(Yahooニュースより)
また、北海道で起こった殺人事件。
あくまでも容疑者の供述ではありますが、被害者となった若い女性から殺人を委託されたと言っているようです。
仮にこの供述が事実だとして、被害者となった女性のその気持ちも分かるんです。
実際に自分で自分を殺すことは勇気が無くて出来ない。
けど、この世からは消えていなくなりたい。
だから、誰かに自分をそうして欲しい。
私も一時期、誰かが車でぶつかって来てくれないかなぁ、とか、通り魔でも現れてくれないかなぁ…と考えていたことがありました。
自殺者数全体としては減って来ているものの、子供など若い世代のその数は増えている現状のようです。
その原因としてコロナの影響による環境の変化があるのではないか、と分析されているようですが、確かにその要素はあるんだろうと思います。
会いたい人に会えなくなったり、行きたいところに行けなくなったり、もっと切実なのはコロナによって仕事が無くなって…という方も多いようです。
実際カウンセリングに来られる方の中でも、そのような訴えをして来られる方がいます。
それまで話が出来ていた友達などと会えなくなってしまうことでストレスが溜まり、それを独りで抱え込んでしまううちに自己否定感が強まり、消え去りたいと思うようになる。
デジタル世代などと言われ、SNSでのつながりがどれだけあったとしても、やっぱりそこに「生の感覚」が無いと実際に「生きていて良い」と思えないんだろうと思います。
同じ空間に身を置いて、同じ空気感を味わいながら、相手の顔を見て、そのしぐさを見て、その相手の口から出てくる言葉を自分の耳で聴きとる。
こればかりはスマホの画面越しだと、すべては感じられません。
そのような触れ合いが無くなってしまうことで孤独感を感じてしまうその気持ちは、よく分かります。
だからそんな時こそ、誰かを見つけて話をして欲しいと思います。
身近な人には話せないようなことなら、カウンセラーに話して下さい。「死」を考えたのなら、行動を起こす前にその気持ちや想いをカウンセラーにぶつけて下さい。
あなたの話を聴いてくれて、その想いを受け止め、受け入れてくれる人は必ずいます。
「独りじゃなかった」と感じてもらえるような相手は、必ずいます。
きれいごとを、と思われても仕方ないのですが、若い方の自殺のニュースを観るたびに自分のふがいなさや情けなさを感じている人間がここに居ます。
自分一人のチカラですべてを何とか出来るなどと思っていませんが、せめて死ぬ前に私が話を聴いてあげられていたら…と思ってしまいます。
死を考えている方へ
そうする前に誰かにその想いを語ってください。
その想いを聞いてくれる人は必ずいますから。
頂いたサポートはカウンセリング普及活動などに使わせて頂きます