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「自分」を生きて良い

あなたは「あなた」のために頑張れていますか?

アダルトチルドレンは「自分」のために頑張るのではなく、常に「他の誰か」のために頑張ってしまいます。

そこにはその「他の誰か」に褒めてもらいたい、認めてもらいたいという想いが隠れています。

自分では「自分」を否定してしまい、認めることが出来ていない分、それを他の誰かに認めてもらうことで補填しようとするんですね。

そのために自分を犠牲にしてまでも、他の誰かに尽くしてしまいます。
そして頑張り過ぎた結果、自分はココロもカラダも消耗してしまいます。

一方で相手は自身ですべきことをあなたがやってしまうため、それを学び経験することが出来ません。

結果的にその人間関係は崩れてしまいます。
自分自身のココロのバランスも、自分と相手とのバランスも取れていないんですね。

これらは「仕事」の場面を思い出されると、分かりやすくなります。

仕事にはそれぞれの「責任が取れる範囲」があって、その範囲内で自分がやるべきことをする。
それが「仕事をする」ということになります。

ですが、人から認められたいという想いはその責任範囲を超えてしまうんです。

本来なら相手がやるべき仕事をあなたがしてしまうことによって、始めは相手から感謝されます。

ですがそれが続くといつの間にかあなたの責任範囲が広がってしまい、相手にしても本当は自分がやるべき事なのに「あいつがやってくれるから」と、それが当たり前になってしまいます。

それは「感謝されなくなる」ことを意味していて、あなたは焦ります。

そこで「もっとやらなくちゃ」と本来あなたがすべき仕事を後回しにしてでも、相手のやるべきことを更にしてしまう。
本末転倒です。

最終的には自分の仕事も相手の仕事も出来なくなり、その関係は悪化してしまうことになってしまう訳です。

まず自分の頑張りを自分で認める。
自分でゴールを決めて「ここまでやればOK」と思えるようになっていく。

そして自分がすべきことは何かを確認する。
どこまでが自分がすべきことなのかをしっかりと見極めて、任せるべきところは任せる。

「もっとやらなくちゃ」ではなく「ここまでやれば大丈夫」と思えるようになることが、生きづらさから抜け出す「はじめの一歩」です。
「他の誰かのために頑張る」のを止めてみませんか?

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