カウンセリング後に起こること
先日、2回目のセッションに来られたお客様からこのような感想?質問?を頂きました。
この前初めてのカウンセリングを受けた後、ココロがすっきりしたような感じがしたんですけどその後、ものすごく落ち込みました。
初めてのカウンセリングを受けた後、このように感じた方って結構居ると思います。
その程度は人によって様々ですけど、こうした経験から「カウンセリングって無駄なんじゃない?」と思われてしまう方もいるようです。
ですがこれはココロが落ち込んだわけではなく、むしろココロが正常に反応している証拠で、少なくとも後ろ向きな変化ではないんです。
人は何か新しいことをしようとする時、ココロは緊張します。
これはココロって「いつも通り」を好むため、新しいことや未経験なことなどに対しては恐怖や不安を感じて、それを避けようとします。
例えば映画館で映画を観る時、場内が暗くなった瞬間やジェットコースターに乗って始めにずっと上っていく瞬間など、ワクワク・ドキドキしませんか?
これはココロが緊張状態になり、アドレナリンが出ていると考えられます。
ちょっとした興奮状態ですね。
映画やジェットコースターは楽しいことですけど、あまり楽しくない、不安な事に対しても人はこのような状態になります。
大勢の人の前で話さなければならなかったり、初めてカウンセリングを受ける時、不安になってドキドキしているはずです。
これも同じくココロは緊張状態にあり、興奮状態になっていると考えられます。
ですけど人のココロは「いつも通り」を好みますから、時間が経つとそれ以前の状態にココロの状態が戻ります。
一旦興奮状態となったココロは、いつも通りの状態に戻る。
けどカウンセリングは「不安」を感じる出来事の部類に入りますので、自分が興奮しているとは感じることがありません。
ですから興奮状態が収まって「いつも通り」に戻っても、それは「いつもより落ち込んだ」と感じてしまうんですね。
カウンセリングではこの「いつも通り」を変えていく事で、常に不安を抱えることがないように、不安を感じてもそれに対処出来るようにしていきます。
カウンセリングを受けた直後の「スッキリ感」が「いつも通り」になることを目標とするわけです。
このお話をしたところ、そのお客様は自分のココロの動きについて納得されたようで、カウンセリングを継続することを決意されました。
まさに「継続は力」であり、それが出来た人は自分を信じられる、不安にも対処出来る、生きづらさを感じにくくなる、そんな人生を送れるようになります。
頂いたサポートはカウンセリング普及活動などに使わせて頂きます