見出し画像

哲学〜ニーチェ〜行いが運命を生む

今日のお気に入りの言葉です^ ^

自分の運命をつくるのは魔物ではない。その行為をしたかしなかったか、最後までなしたか途中で放棄したか、守ったか守らなかったか、受け入れたか逃げたか、捨てたか拾ったか、とにかく自分の行為が出来事を生じさせ、そこから自分の次の運命が複雑に形作られていく。            だから、次から自分に起こってくる出来事は、全て自分にふさわしい運命になっている。そのときにどのようにふるまうかが、また次の運命的な出来事をつくる。

【超訳ニーチェの言葉Ⅱ  フリードリヒ・ニーチェ 白取春彦編訳 より】
 
 運命という言葉を聞くと一瞬自分でコントロールできない事柄というイメージが浮かびますが、それは「神様がこの世を支配している」という宗教的な考え方に基づくイメージですね。
 神様的な話を受け入れることができない私にとっては、このニーチェの言葉は非常にしっくりくる言葉です。

 私は日々の小さな努力を続けるという選択をし続けたことによって、究極に安定した公務員という職を辞し、税理士としての道を歩む決断ができ、今こうして日々過ごしているわけですから、この現状を運命というのであればこれはまさに自分の選択によって作り上げたものですね。
 
 そのため、良い出来事も悪い出来事もその大半は自分のこれまでの選択の積み重ねによって生じているのだから、生じた出来事に対して「なんて私は哀れなんだ」とか「なんて私はついているんだ」という評価をすべきではないですね。

そう考えると、日々の小さな選択一つ一つも、次の自分を作り上げるものだからあまりいい加減な判断はできないですね。

今日はそんなことにふと気付かされました。


最後まで読んでいただきありがとうございました^ ^

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?