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西オーストラリアでポタリング2 - ロットネスト島

旅行の目的は西オーストラリアの自然を楽しむこと、ロットネスト島では、野生動物のクオッカに会うことと、島をのんびりポタリングすることでした。クオッカに関しては以前の記事『Quokka クオッカに会いにロットネスト島へ。』に書きましたが、今回はポタリングについて紹介します。


ロットネスト島への行き方とレンタサイクルの予約

ロットネスト島への行き方
まずパース駅から電車(Transperth, フリーマントルライン)に乗って、最寄りの街、フリーマントルへ向かいます。パースから乗り換えなし、直通30分で到着できるので、東京駅から横浜駅くらいの感覚です。電車の運行数も多いので、駅で当日チケットを買って向かいました。

パースからフリーマントルへの路線図と、ロットネスト島の地図
パース駅構内

フリーマントルからロットネスト島へは、フェリーや高速船で向かう方法と、旅行会社の運行しているツアーで行く方法があります。フリーマントルは地元の人も過ごす観光地で、島で数泊過ごす人も多いようですが、私はフリーマントルで2泊し、ロットネスト島へは日帰りで行くことに。フェリーは早朝出発・夕方帰り、島内のレンタサイクル付きプランを予約しました。

フェリーの運行会社に一緒にレンタサイクルの予約を入れたのですが、予約時に自転車のタイプを選ぶことはできませんでした。島内のお店でもっと走りやすそうなクロスバイクなどをレンタルしていた人達も居ましたので、チャリのタイプにこだわる方は各フェリー運行会社やショップに直接車種を確認して予約されるすることをお勧めします。E-bikeなども品揃えはあるようです。
また島内には飲食店などのお店が少なく、お店のある場所も限られているので、周遊ルートやランチプランは入念に、念の為にドリンクや自分の好きなスナック類は持っていくと、ビーチや見晴らし台など気に入った場所での休憩時間が充実するのでお勧めします。

ポタリングコースの特徴

環境保護のため、島は車の乗り入れが禁止されています。そのため島内は地元の車か、観光用で乗り降り自由なシャトルバスが走る以外は、自転車と徒歩移動がメイン。ポタリングには最高の環境です。
サイクリングルートは3種類。大回りで22kmを3−5時間かけて周るコースから、メインスポットを中心に10kmを1.5-3時間程度で周るコース、4kmを30分で周れるショートコースもあります。
私は主に内陸と東側エリアのルートを1日かけて野生のクオッカを探しながらゆっくり走りました。このルートでは海からの強い向かい風が吹く場所があったのと、軽いアップダウンはありましたがヒルクライムのような傾斜のきつい坂は無く、気持ち良い汗をかきました。ただし年配の方や幼い子供連れのファミリーは休み休み走る姿を見ました。

大周り約22kmのロットネスト島
シャトルバスの停留所は19箇所もあるので徒歩で周る人達も多かった。Quokka hopperという別の乗り物サービスや、セグウェイツアーもある。

訪れたのは10月初旬。現地は初夏で絶好の晴天下、淡色と濃紺の海の色が素晴らしいビーチ、ボートの停泊する港や桟橋、高台からの見晴らし、西オーストラリアの植物やクオッカとの出会い、不思議な色の塩湖や湿地など、日本ではなかなか見られないユニークな風景・生物たちを満喫しました。

緩やかな傾斜の曲がりくねった道も。海からの風は強くて向かい風の場所もありますが、乾いた空気でいい感じで汗をかきます。
初夏のため水は冷たかったけれど、泳いでいる人もちらほら。素晴らしい海の色でした。
高台で休憩。この後、このまっすぐな道を走った。
内陸エリアには塩湖がいくつも。見たことのない草花や、ピンク・赤い色の不思議な湖も。
桟橋近くのエリアに現れるクオッカ。残念なことに餌付けされてしまっている様子で人にかなり慣れていた。島内では人慣れしていない野生のクオッカにも数回出会えて、目的達成!

アクティビティ起点にした街、フリーマントル

フリーマントルは海洋の歴史、ビクトリア様式の建築と、オーストラリアがイギリスの流刑地だった頃の名残で知られています。街中にはコロニアル様式の建物が多く、またホテルやギャラリーなど商業施設として利用されているので内装なども建築・インテリア好きは楽しめます。(ただしエレベータが無い建物もあるので注意!) おしゃれなカフェやレストラン、バーも多いのですが、カジュアルなお店から洗練されたお店まであり、飲食も十分楽しめました。
また、9月から11月末まではホエールウォッチングシーズン。私はフリーマントルからのホエールウォッチングツアーに行きましたが、これでもか、というくらい何頭ものザトウクジラに遭うことができました。この期間のうち時期によってはシャチやシロナガスクジラ(Blue whale)などにも出会うことがあるそうです。シロナガスクジラは日本では出会えないので鯨好きの方は要チェックです。

フリーマントルの早朝の様子。
街中心部の建物



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