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上手な「並」の先生はノートに一言添えて返す。

子供のノートにはお返事を一言書こう

先日髪を切りに行ったら、美容師さんが誕生日を覚えてくださっていて
そこの若い人がプレゼントをくださいました。
プレゼントだけでもうれしいのに一言メッセージもあり、
なんかいい気分でその日は過ごせました。
皆さんもこんな経験ありませんか?
会議で使う資料に付箋で「お疲れ」って書いてあったり
家に帰ったら家族から「いつもありがとう」って書置きがあったり
たった一言が気分を変えることはよくあります。
名人はたった一言で、相手の気持ち于を変えるかもしれませんが
上手な「並」の先生は毎回少しずつ、みんなを幸せにする
ちょっとしたことをしてます。

ノートに簡単なメッセージを添えよう

現代の授業スタイルでは、授業の最後に子ども達が
授業で何を得たのかという振り返りやまとめの部分を
ノートに書かせて提出することが多いのではないでしょうか?
その際に丸をつけて返すと思うんですが、
丸をつける時にもう一工夫。
例えば 特に 子供が書いた文章の中で いいフレーズだなと思ったらそこに
下線を引いて花丸をつけてたり、たくさん書いてきた子には
「ありがとう」ってつけたり、特に優れてるものについては
「素晴らしい」と書いたり、何か変化をつけるだけで
子どもたちの意欲が上がります。
上手な「並」の先生はこういうパターンを複数持っていて
さっと書かれることが多いように思います。
そして、さらに上手いのは、毎日のことなので
長い文章で返事をするのではなく、教師が期待している部分だけ
短くピンポイントでアクションを起こすということです。

さらに子どもに完成度を求める時は丸のつけ方にひと工夫を

皆さんは花丸をつけますか?自分は花丸をよく使います。
理由は段階評価が短時間でできるから。
例えば、とりあえずやったという感じのものは2重マル。
1部ミスがあるものには3重マル。期待通りのものには花丸といった具合に
よくやります。
しかし、まれに子どもは教師の想像を飛び越えてさらに上のレベルに
行こうとする場合があります。それを称賛する時にも花丸は有効です。
例えば花丸の下に茎と葉っぱをたします。
さらにやる気をだして仕上げてきたら葉っぱの数を増やします。
それでもさらにやってきたら、鉢をかいたり、太陽をかいたり
ちょうちょを書いたり簡単なものをたしていきます。
このようなやり取りをくり返していくと子どもも面白がって
どんどん追究するし、教師もがんばりに答えることができるので
教室が盛り上がります。
また、花丸に胴体や尻尾をくわえると動物にもなります。
ライオンや像などは簡単に描きやすく、よく使います。
今一つのれていない子を見つけると、
「今日はゾウが出るかな?それともライオンかな?」なんて
あおって子どもたちにやる気を出させたりします。

かつては 学校現場に時間的に余裕があったので
子ども書いた文章について、教師も同じように返事を書く
交換日記のような形式を取っていましたが
今それをすると時間が足りず、焦りが出てしまったり
とってつけたような言葉になってしまったりして
あまりよくないなあと思うようになりました。
それで上記の工夫をするように私はなりました。

どうしても長い言葉で言いたい時は、直接子どもに話すように
しますし、 いいものをみんなに紹介する時は
全体の場に書いた子の許可を取って掲示したり
実際 ノート 見てもらって紹介したりします。

とにかく実態にあった方法で無理しないで 継続できる方法を選び
子ども達のやる気を引き出しましょう。

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