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今日も我が家は「グループ・サウンズ」

小学生の前半、おそらくビートルズの影響もあったのか、日本ではグループ・サウンズの人気が上がっていた。

タイガースがおそらく一番人気でワイルドワンズ・ザ・スパイダーズ・ブルー・コメッツ他、男性が髪を伸ばし、ギターを中心とした楽器を演奏しながらのグループが多かった。

そして、ボーカルのいるグループいわばバンドだ。

そんなバンドが数多くいて世の女性たちにキャーキャー言われていた。

周りの大人達は口ぐちに「男のくせに髪を伸ばして、男だか女だか分からないじゃないか?」と言っていた。

中にはライブ中に失神するパフォーマンスのオックスは「失神バンド」として有名だった。

観客である女性ファンも失神して時々ニュースになっていた。

私は「花の首飾り」ザ・タイガースが好きだった。

ジュリーより加橋カツミが良かった。

男性でありながら、高音で歌う「花の首飾り」特別にファンと言う訳では無いが、あの歌の世界観が好きだった。

あの頃のジュリーより素朴な感じ良かったのだが・・・

当時、確か薬物所持か何で疾走して消えてしまったのでした。

人気絶頂の時の余りに早い幕引きでした。

それからはジュリーが歌っていて違和感なく通り過ぎていったように思います。

その後、サリーの弟の岸部四郎さんが加入するのですが一時的に話題になりました。
何か加入する経緯が書いてある雑誌を読んだ覚えがあります。
ラッキーな人だなと思いました。


後に出会う主人が、タイガースが大好きで追いかけるようにジュリー・沢田研二の熱烈な大ファンであった。

主人はその後のジュリーの活躍を追って、PYG・井上堯之バンドからジュリーのソロの時代を抜けて、「同窓会」と称する再結成まで、多分あの時キャーキャー言っていた女性たちよりもジュリーのファンだったと思うのです。

あの当時、男の人では珍しいと思うのです。

鼻の所を押すとブーブー言うアルバム。

PYGは「花・太陽・雨」が好きだった。

主人の影響でお付き合いしてからジュリーのコンサートは数知れず一緒に行っているのです。

その後のソロ活動には、かつてのGSの仲間、加瀬邦彦氏や大野克夫氏の力も仮り、ヒット曲を量産していた。

阿久悠、大野克夫さんコンビと加瀬邦彦さんはいくつもの楽曲を提供している。

井上堯之バンドがジュリーを支えていた。

「同窓会」もジュリーの念願のPとの再会を果たして、ちょっと偏屈な加橋カツミを説得しての歳をとってからの武道館ライブは感動的でした。

多くのGSにとってジュリー、タイガースは代表であり中心的存在だと言えると思うのです。

主人に出会わなければ知り得ることも無かった世界でした。

ただ、キャーキャー言っている女性ファンの影で根強い男性ファンも多いと知ったのでした。


主人は某Yのギター講師をしているのですが彼の日本での師匠は井上堯之さんでした。

今では仙人と呼ばれる沢田研二さんですが、本当に男性として美しい人でした。

これからも元気で活躍して頂きたいです。


ワイルド・ワンズは、確か加山雄三さんの映画の中から出て来たと思う。

加瀬邦彦さんを中心に「想い出の渚」でデビューだった。

ブルー・コメッツはブルーシャトーが有名で、あの頃の子供達はみんな替え歌にして歌っていたのでよく覚えています。

🎵森トンカツ泉ニンニクかこコンニャクまれてテンプラ〜

何故あの様な歌が流行ったのか?

しかも全国的に流行っていたと思うのです。

よく学校帰りに友人と歌っておりました。

私としては渋いダンディな方達のグループだと知ってかなり今までのグループサウンドの中では演奏も歌も上手いと思ったのでした。

それと同時期に背の高い女性が中心の帽子とステッキを持って歌うパフォーマンスのピンキーとキラーズが人気だった。

テレビが大好きだった私は何時も彼らが出ている番組を見ていた様に思います。

そして、季節が移り変わる様にグループサウンズの時代からホークソングの時代へと変化して行くのでした。

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