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電話恐怖症

日商簿記2級の勉強をしている。

次の仕事で経理でもやるのかと言われれば、答えはNoだ。

ただ日商簿記3級を持っているし、2級も途中まで勉強してるし、勿体無いから受けようといった具合だ。

そもそも経理の仕事は定量的な仕事が多い。

突発的な仕事があまり発生しないので、慣れれば自分のペースで仕事が出来る。

しかし、他部署や他営業所とのやりとりで電話応対が多い。

自分は電話応対が大の苦手だ。

手が震えたり、声が震えたりしてしまう。

特に周囲がシーンとなっている時の電話応対が苦痛で、「周囲に自分の会話を聞かれているのではないか」「変に思われたらどうしよう」ととても緊張してしまう。

一時は電話しているところを見られるのが苦痛過ぎて、デスクの固定電話から電話をかけずに、わざわざトイレの個室から社用携帯で電話をかけていた。

「たかが電話をかけるだけなのに、何でこんな緊張しちゃうのかな」と落ち込むこともあったが、どうやら社交不安障害の症状の一種に「電話恐怖症」というものがあるらしい。

実際には社交不安障害に限らず、うつ病や統合失調症に伴っても発症するとのこと。

あとは電話でのひどい叱責や「オレオレ詐欺」といったトラブルが原因でも発症するらしい。

自分は間違いなく社交不安障害が原因で発症したと思うが、発症のトリガーが意外に多いなと思った。

社会人生活を振り返ると、新卒の頃から電話応対は緊張してたように思う。

手も震えていたし、声も震えていたような気がする。

ただ、そこまで気にしていなかった。

一番のトラウマは2年前だ。

同じように手も震えたし、声も震えたのだが、そのときは周囲からも分かるくらい手の震えが異常だった。

あまりの手の震えに、それを見た自分もパニックになり、それが余計に緊張を掻き立て、負のループに陥った。

電話をかけるにしても、受けるにしても、めちゃくちゃ緊張することに変わりはないが、自分は選ぶとしたら受ける方が緊張する。

かける側はある程度事前に話す内容を考えることが出来るが、受ける側は誰からかかってくるかも分からないし、どんな内容かも事前にわからないからだ。

次の仕事は仕事内容重視ではなく、このように「電話応対が頻繁にあるような職種か」「人とのコミュニケーションが活発か」など、自分の今の状況に合った働き方重視で見ていきたいと思う。

「こういう仕事ってかっこいい」という憧れも大事だと思うが、自分の今の状況に合った働き方をしていくことが、長く働いていくコツのように感じた。

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