見出し画像

平易だけど大事なこと

あさのあつこさんの講義番組を観た。
以下、感想。

感想文の書き方が下手だ

作家の仕事は考えることだ、というのも、あさのさんから強く伝わってきた。

これは、哲学者の仕事ではないか?と、言うかもしれないが、別に哲学者じゃなくてもいいわけだし、哲学をやるには古代からの哲学者を学ばせる授業が多すぎる。

いわば「哲学」学だ。

要はエッセンス…概論をやらせ、気になるなら調べさせればいいのだし、本当は今を生きて考える人間が大事である。

もちろん、哲学は敷居が高いから、文学にするというのはあるわけだ。

あさのさん曰く:自分で考え、価値観を大事にしてほしい…何も世の中の成功者ばかり見るのでなく、自分で何が大事か?とか…たとえば性的少数者が未だに問題にされる世の中を見て、どう思うのか?を、しっかり考えなさいと、いう。

何も世の中の成功者や、偉人にならなくてはならい…わけではないが、大人世界はどうしても、そればかり目立たせる。

価値観の一様性と言われているが、カネをいくら稼いでとか、どんな能力に長けて、というばかりでは肩肘張ってしまう。

あさのさんの書き方は平易であるが、平易で当たり前なことが、大事な事として書かれている。

逆に言えば、大事なことを本の中でしか伝えられない世の中でもある、ともいえる。

番組では若い子が多かったが、ああ…若いし、どうすればいいのか、モデルを持ちにくい世の中なんだなぁ、と思った。

成功者が輝き目立つ、周りもつま先立ちして無理をして合わせていては、どこか健全でないものを感じる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?