中井久夫氏をチラと観た(連想)

時間が無かったので、中井久夫先生の番組を少ししか観れなかったが、先生についての本は前から読んでいた(少しだけ)。

神田橋先生が躁鬱なら、中井先生は分裂病、なだいなだはアルコール症をそれぞれ、診てる感じが私にはある。

どうやら、得意分野は人を引き寄せるようで、なぜその分野を先生らが研究されているのか?

興味(仕事?)は人を選ぶらしい。

変な話、中井久夫氏に親近感が湧くのは、患者を良く見ているし、その傾向が…パターンとして、中井先生の頭から入出されているからだと思う。

要は患者をよく分かっている。

中井先生の弟子に30後半で亡くなられた方が居たが、阪神大震災についてケアについて熱を入れておられた。

いずれ、この方の本も読まないといけないが、中井先生も阪神大震災のとき、PTSDについて、先進な考え方をしていた。

精神的な見方は如何様にも見られる。

だらけているなら、サボりなのか?
それとも、病的にそうなのか?

ある医師などは陰性感情…自分のイヤな感じを持ち、臨床に挑めというが、患者の状態の真贋を見極めるには大事である。

晩年の中井先生は前立腺を患っていたようだが、自分が医者であることと、絵画分析から、自分もそう長くないと、予言されていた(「セラピスト」より)。

精神は身体の状態を映す。
神田橋先生が幻(ファントム)としての精神…逆が物質としての脳と見るようなものだろうか。

たとえていうえなら、炭が脳で火炎が精神なところか。

身体や内臓てしての脳も具合が悪ければ、精神も左右される。
中医学を出すまでもないが、全身は連絡し合っている。

全身の兆候を予感としてキャッチしたのが、中井先生の予言だったのかもしれない。

中井先生は文筆家でもあり、文章が綺麗だった。
隠れた芸術家だ。

戦時を書いたものや患者や医学の考察の文章にも乙な部分があった。

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