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【読書備忘録№1】 一流を目指さないと一流に近づくことさえできない
読んだ本:
井上裕之著『一流の人間力』
https://www.amazon.co.jp/dp/4799329480?nodl=1&tag=booklogjp-default-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1&dplnkId=7b2c7ff5-fac0-4100-a89e-3706a36df8cb 一流の人間力
この本はKindle版で読みました。
歯科医師でもある井上先生が考える、一流に必要な習慣について丁寧に書かれていました。
非常に読みやすかったです。
著者は、人間力を高めることで、「社会で価値ある人生を生きること」に繋がっていくと述べており、7つの習慣を身につけることが重要だと主張しています。
その7つの習慣とは、次の通りです。
①素直さの習慣
②学びの習慣
③自責の習慣
④礼儀礼節の習慣
⑤立ち直る(失敗)の習慣
⑥自愛の習慣
⑦成長の習慣
最初に「素直さの習慣」が出てきたことには驚きました。
というか、嬉しくなりました。
私も「終わらぬ自分ポートフォリオのリバランス!!」 https://note.com/modern_33tarou/n/n2225e9e1efd1
というnoteへの最初の記事で書いたように「素直であること」は1番にしていたからです。
若いころから学び続け、挑戦し続けて、成功を手に入れてきた、そしてたくさんの著書を執筆してきた著者も素直さを大事にしているということで、自分の考えは間違っていないんだと自信を持つことができました。
いくつになっても素直であるように意識していなければならないと改めて思いました。
「学びの習慣」は特に「①素直さの習慣」と密接に関連しているなあと思いました。
いろいろな経験を積み上げてくると、価値観が固まり、そして現状維持バイアスがかかることで新しいことや物に対する反応が鈍くなりがちだと思います。
「これいいよ」
「あれ使いやすいみたいだよ」
こういう言葉に素直に耳を傾けて反応できることが自分の学びに繋がるんだと思いました。
「自分にとっては良くなかったな」
「自分にとっては使いにくかったな」
というのも「学びだという」、確かだなあと思いました。
「③自責の習慣」、この章が一番私には響きました。
「すべてを自分の責任と考える」!こういう考え方が必要なことは分かるけど、とっさに起きた出来事には防衛反応が発動してしまうから難しい。相当な訓練が必要だと思います。
だって都内の駅のホームで電車を待ってたら
「お前たちみたいな障碍者が税金を目いっぱい使ってんだろ」
って言われても!
「ああ、あのおじさん嫌なことでもあったのかなあ!俺に悪態ついて少しはすっきりしてくれればいいけど」
信号が変わるの待ってたら
「青ですよ」
実際は赤信号でわたり始めようとした私!遠巻きに聞こえる笑い声!
こんな時も
「やっぱり安全確認っていうのは人任せにしちゃいけない。声をかけられても反射的に動いちゃいけなかった。」
「ありがとうって言ってあげたあの子は少し気持ちを改めてくれたらいいなあ」
これはちょっと極端な例かもしれませんが、こういうことですよね。
修行は必要です。でも、こんな風に心から考えられるようになれば、日常のほとんどのストレスからは解放されるような気がします。
「自分が変われば相手の反応も変わる」
「ネガティブな感情債も自責力でコントロールできる」
「8対2で相手を優先させれば人間関係で悩まない」
すべて心に響きました。
自責力アップに向けて訓練を重ねていきたいと思います。
④~⑦の習慣にも「なるほど」「たしかに」と言うことがたくさん書かれています。
7つの習慣は、それぞれ確かにそうだと思うことばかりですが、すべてを実践していくというのはなかなか集中力、忍耐力が必要だと感じました。
ですが、本の中では著者の考え方や経験も書かれており、著者自身が実践している内容なのだろうと思います。
すべてを習慣にしていくことは難しいけど、できないことはないと思わせてくれる本でした。
記憶から薄れてきたころに、もう一度読もうと思える本です。
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