【お受験】5歳児の「受験脳の作り方」研究【小学校受験】

当然の事ながら小学校受験は、12歳や15歳や18歳ではなく、5歳の脳みそで覚えたり考えたりするわけなので、親の受験の経験則で子供を教えても絶対に巧くいかないだろうと思い、発達心理学とか脳科学とかの本を参考にしてみました。

そして、息子の反応や我が家の生活スタイル等のフィジビリティも踏まえて諸々咀嚼した結果、実践した取り組みを2つご紹介します。

ただし、シンプルだからと侮るなかれ。5歳児と共に、徹底して完遂すべし。

ご紹介する取り組みはとても簡単そうでシンプルです。これくらいシンプルじゃないと、本人の頭もさることながら、カリキュラムを把握する親の頭が追いつかないのです。そして、追いつかなくて徹底できないと意味がないので、徹底できるレベルであることが大切だと思います。

1. 復習のタイミングは、1日後、1週間後、2週間後、1ヶ月後

皆さんご存知の「忘却曲線」が下がりきる前に繰り返し取り組む事で、脳が「あ、これ何回もやってますね。そんなに大事なんですね、そうですかそうですか。」と認識して、短期記憶から長期記憶にしてくれる、というやつです。って、これはなんとなく知ってますよね。

ここで、テストを復習して、再テストをする時に意外にも大事なポイントは、「最初のテストで間違えなかった問題も全問テストすること」。できなかったところだけじゃなくて、できたところもやると良いのだそうです。(cf.「受験脳の作り方」)
私は自分の学生時代には間違えた問題しかやり直さなかったので、これは驚きました。

しかし確かに実際、子供は「え、この間できたじゃん / わかってたじゃん / 覚えてたじゃん。」という事柄を気持ちよく綺麗さっぱり忘れますw夢か幻かと思うほど。
お受験開始当初は仰天して「神様、うちの子はバカなんでしょうか」と思ったりもしましたが、子供はみんなそうなるものらしいという事を、本やお教室のクラスメイトの話を聞いて知り、以降は安心して復習に勤しみました。

ちなみに、1日後、1週間後の復習は結構普通にできるのですが、1ヶ月後の復習というのは、仕組み化しておかないとなかなか難しいなと感じました。

2.朝は中級の問題のスピードアップ、夜は思考力の必要な問題の研究と単純な暗記モノ

朝:雑念エンタテインメントが無く、サクサクやれるものが向いていると思いました。
息子は、ちょっとでも出端を挫かれると世界の終わりみたいな感じで保育園に行くことになるので、弾みをつけられるような、「お、今日もオレは調子がいいぜ」と思えるレベルの問題を、できればスピーディーにやる時間にしました。これは脳科学云々はあまり関係無く、単にうちの息子の性格とか生活のリズムを考慮してそうしていました。

また、前日の夜に新しく覚えた物の名前を復習したりもしました。これは、上述の復習の一環です。

夜:帰宅後、ピアノの練習をし、夕飯を食べてからの、ほんの40−50分の勝負です。

集中力が切れるまでの時間は日によっても違うのですが、本人の気持ちが前向きで、側から見てて鬱陶しいなと感じるくらい向上心に溢れているときは、思考のステップが3段階以上あるような難しい問題をやりました。こういう時は、雙葉の問題が良かったです。

一方で、「あー、あかんな、今日は。疲れすぎてる。」みたいな日は、神経衰弱のようなゲームの感覚で暗記系の問題をやりました。とにかくたくさんインプットして、最後に、恭しく息子の頭に手を置き、おまじないをかける真似っこをしたりしていました。

こうして、寝てる間に脳みそが整理して記憶してくれる機能に託したわけなのですが、実際、翌日以降にスルスルと問題が解けると、息子本人も、その効果を知ってて狙ったはずの私自身も、驚くやら感動するやら、盛り上がりました。

参考にした本・参考にしなかった本

門外漢だし、時間も無いので入門書ばかりですが、参考になった本をご紹介します。

以下はちょっと毛色が違うけど、


一方、あまり学術的な根拠が無いのにさも根拠があるかのように嘯いている感じの本や、ママの精神論!根性論!あるいは親のよがり論?!みたいな本は読みませんでした。厳密には2−3分立ち読みして、そのまま書棚にお戻ししました。


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