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2022年5月の記事一覧

5/24 『PSYCHO-PASS Sinner of the System 上』を読んだ

前回の劇場版同様、映画は一度観ているが一度観たきりで細部は忘れていたのでそのおさらい気分。しかし意外とボリュームが多いしその上2本立てなので思ってたよりだいぶ楽しめた。 まずCase.1。序盤に秘匿通信・ウィスパーモードについて設定の説明があったんだけど、あれそういうシステムだったんだ!と長年の疑問がようやく解消された。映像でも小説でも、テレパシーか脳に通信チップでも埋め込んでるんじゃないかという無言の通信シーンがよく出てきてどういう技術使ってるんだ?と疑問だったのだ。口の

5/15 『佐久間宣行のずるい仕事術』を読んだ

仕事のタイプも役職も全然違うので、いわゆるビジネスハウツー本として書いてあることをそのままそっくり参考にすることはできないんだけど、それでもいくらかは心に留め置ける、社会人としての振る舞いや一般道徳的な意味で参考になる部分というのが多々あり、タメになった。それってつまりは単におじさんの説教を聞いただけでは……と思わなくもないが、相手が佐久間宣行だってんならおじさんの説教もそう悪かないだろう。それに、説教と言いつつまったく説教臭くはない。おそらくこれも長年の経験のたまもので意図

5/10 『ニンジャスレイヤー ネヴァーダイズ』を読んだ

読み切った。感慨深い。前巻からおよそ一年と空いてしまったが、その間、物理書籍未収録エピソードなどをちまちまと読み進めていたので話の流れを忘れるとかいったことはなかった。まあ流れも何も、この巻はまるまるずっとアマクダリとの最後の決戦だけをギッシリと詰め込んでいるので、いやおうなくすべての流れの結着点になるのだが。 ツイッターでの連載じたいもリアルタイムで追っていた。当時はまだアニメを観た後に第1部の書籍を少しずつ読み始めたていどのニュービーヘッズで、そんなでありながら第3部の最

5/6 『人は2000連休を与えられるとどうなるのか?』を読んだ

とても面白かった。懐かしくも新鮮な驚きに満ち、そして自分でも意外な感情に襲われた本だった。 著者を知ったのは、本書のなかで言うと著者の芸人時代のあたりだ。芸人活動じたいはほとんどお目にかかれてなかったが、ネット上で発表していた文章やその他活動に夢中になっていた。芸人を辞めて以降、どうしていたのかこちらから知るすべはなく、しかしたまにブログや各ウェブメディアで発表される文章を読んで、それらがことごとくネットでバズってたりなどその面白さが色褪せてないことを確かめ、まあこの才能な